皆さんは、この秋、どんな映画を観ますか?


「カイジ」、「さまよう刃」、「私の中のあなた」など、

話題作が続々と公開され、どの映画を観ようかと

迷っている方も多いと思うのですが・・・。


この秋、ダントツで面白い映画があるとすれば、

僕は間違いなく、この映画ではないかと思います。


チダイズム~毎日誰かを笑わせるブログ~-シェイピ33


『仏陀再誕』。


まず、映画を見る前に、チケット売り場に並ぶ

行列の段階から、僕の前に並んでいる人たちが

次々と知人と久しぶりの再会を果たしていくので、

ゾクゾクするようなアウェイな感じを体験できます。


「あっ、どうも、おつかれさまです。

2年ぶりとかですよね。お久しぶりです。」


チケット売り場の前で、いろんな人が挨拶しまくる。

こんな光景が見られる映画も、他にはないでしょう。

挨拶している人たちが、以前、どこで会ったのかは

わかりませんけどね。


で、僕は誰にも再会することなく、1800円払って

チケットを購入し、中に入ってみたんですけれども、

公開初日ということもあってか、7割から8割ほどは

お客さんで埋まっており、意外にカップル多数!


カップルで観に来ちゃうってことは、

やっぱり、二人ともなんでしょうか?


謎は深まるばかりですが、べつに知りたくもないので、

さっそく『仏陀再誕』が、どんなストーリーなのかを

ネタバレ込みでレビューしていこうと思うのですが・・・。


「近いうちに観るから、オチは言わないで!」

「私はハッピーをサイエンスしています!」


そういう皆さんも多いかもしれません。

その場合は、この先を読まないでいただいた方が

いいかと思います。なにしろ、僕はひねくれ者なので、

皆さんとポイントがズレているかもしれません。


不快に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、

「ひねくれ者のバカ」が申していることでございます。

「ウ●コ!」と叫ぶのが面白いという、低俗な笑いが

大好きな男が、死んだら地獄に落ちる覚悟で書いて

おりますので、ウ●コと同様、流していただければ

幸いでございます。


・・・それでは、さっそくまいります!



この映画の主人公は、小夜子ちゃんという名の

萌え萌え女子高生。しかも、女子高に通っており、

その声もまた、たまらんぐらいカワイイと来ています。


そんな小夜子ちゃん、学校で、仏陀についての熱心な

授業が繰り広げられる中、居眠りをぶっこいてしまい、

自分が電車に轢かれる不吉な夢を見るんですけど、

この夢キッカケで、突然、霊が見えるようになります。


「仏陀について、そんなに熱心に教える学校が

あるかよ!」と、早くもここでツッコミを入れたくなる方も

いるかもしれませんが、ハッピーをサイエンスする会の

皆さんは、2010年、「幸福の科学学園」なる中高一貫の

学校を開校させるそうなので、こういう授業の一つや二つ、

展開されるのかもしれません。


それより、物語的には、霊が見えるようになった

ことの方が問題でありまして、友達が心の中で

思っていることも聴こえるし、保健室で金縛りに遭うし、

最終的には、歴史の教科書から「助けてくれ~!」と

声が聴こえちゃう始末・・・。


完全にノイローゼです!


だからでしょうか。家に帰ろうと、駅のホームを

歩いていたら、電車に飛び込んだ知人の霊が

自分に話しかけてきて、線路に引っ張り込まれ、

「プワ~ン!」みたいになっている時に女子高生は

一度、死後の世界を見ることになります。


そこは、霊界の裁判所のようなところで、

電車に飛び込んだ霊の人が、法廷で一生懸命、

「宗教なんてインチキだ!」と言っているんですが、

裁判官は、「やれやれ、これだから最近の人たちは

困ったぜ!」みたいなことを言い出し、あげくには、

「仏陀が再誕されている時代だというのに、まったく

愚かな人たちだ!」みたいなことを言い出しました。


ちなみに、この時、僕の隣に座っていたカップルは、

「そうだ、そうだ!」みたいなリアクションだったので、

きっと、誰が仏陀なのかを、ご存知だったのでしょう。

「トントン!」なんて木槌を叩くと、さっそく判決が

下されましたんですけれども・・・。


判決→地獄行き!


電車に飛び込んだ霊の人は、その場で、

何か白いものに吸い込まれ、「うわぁぁぁ!」と

言いながら消えて行くんですが、その瞬間に、

再び電車が「プワ~ン!」みたいになって、

死にそうな女子高生を、一人の男が助けます。


その助けた男というのが、この映画のもう一人の

主人公でいらっしゃる、海原勇気くんという男。

ちなみに、死にそうだった女子高生の元カレです。


死にそうになっている元カノを助ける・・・。

まるで「中二の妄想」みたいな展開ですが、

こんなことを実際に起こそうと思ったら、方法は

たった一つしかありません。


コイツ、ストーカーだな。


彼女の登下校をこっそり尾行していたら、

電車に飛び込みそうになっている彼女を

見つけてしまったのでしょう。必死で止めた

ストーカーの元カレ・勇気くん。


喫茶店でお茶をしながら、「なんで死のうと

するんだ!」みたいな説教をした元カレですが、

「違うんだもん! 霊に引っ張られたんだもん!」と

言い出す彼女に、元カレは、霊界の仕組みについて、

サラサラッと説明し始めました。


そして、「何かあったら、俺に相談しろよ!」

ホザき出すストーカーの元カレ。これに対して、

主人公の小夜子ちゃんは、「もう別れたんだから、

私にかまわないでよ!」とツンデレなところを

見せちゃったりしました。


そして、家に帰って、お風呂に入る小夜子ちゃん。

そうです。この映画における最大の見どころが、

早くもここで披露されるのです!


ストーリーとは直接関係ないけど、とりあえず、

萌え女子高生の入浴シーンだけは入れておく!

これは、意味もなく、新垣結衣ちゃんの入浴シーンを

入れていたB級映画『フレフレ少女 』と同じパターン!

しかし、全国のアニヲタの皆さんにとって、これほど

ハッピーな瞬間は、他にないかもしれません!


「無駄に科学されてねぇみたいだな。」


ただし、個人的には、ビーチクポロリのサービスの

一つや二つあっても良いんじゃないかと思いますが、

皆さんが想像するほど、たいした入浴シーンではなく、

ただお風呂でブクブクブクブクッと顔をつけるだけで、

ヌード的なものも一切ありません。


で、お風呂から出てくると、リビングではテレビが

ついているんですが、「秋葉原にUFO出現!」という

番組の生放送中に、突然、地震が起こり、スタジオの

照明が司会者の頭の上に落ちてくるんですね。


しかし!!


ここから、この映画が本領を発揮し始めます。

この番組には、荒井東作という男が出演していまして、

その男が落ちてきた照明に向かって・・・。


フーンッ!


なんと、超能力で照明をふっ飛ばし、死にそうな

司会者を救ったあげく、「仏陀の生まれ変わりは、

自分である!」みたいなことになったのです。


ちなみに、この男の人がなぜ「東作」などという

変な名前になっているのかと言うと、わかる人には

わかるかもしれませんが、「東」という字をいろいろ

削っていくと、「大」という字になるからだと思います。


そして、こうなってくると説明するまでもないでしょう。

この「東作先生」、呪いにより、いろいろな人を不幸に

していく極悪非道な悪魔なんですが、ここらへんから

我々の想像をはるかに超える宗教大戦争が勃発!


その大戦争っぷりが、常人では予想もできないほど

はるかに大きなスケールで描かれてしまっているので、

僕たちはもう、「笑い死ぬんじゃないか」っていうぐらい

大爆笑させられてしまいます。


・・・が!


あえて、今日はここらへんにさせてください。

なぜなら、爆笑の濃度を濃くするためには、

ここから先を一気にお伝えした方が面白いから!

もしかしたら、明日、1人ぐらい笑い死ぬと思います。


ちなみに、最後までお伝えするということは、

オチまで言っちゃうことになりますんで、先ほども

言ったように、オチを知りたくない方は、くれぐれも

明日は読まないことをオススメします。では、また!