4年前の今頃、一人のバカが、小泉旋風に

うまいこと乗ってしまい、棚ぼた当選を果たして、

全国の話題をかっさらっていたことを、皆さんは、

覚えているでしょうか?


杉村太蔵議員。


あまりにもバカだったため、「料亭行きたい!」や

「移動は全部グリーン車なんッスよ!」などなど、

バカならではの発言を繰り出し放題繰り出して、

世間はもちろん、先輩の自民党議員の皆さんも

動揺させて、一時は、マスコミ出演禁止措置まで

取られて、教育されまくっていたわけですが・・・。


こんな生粋のバカである杉村太蔵議員でも、

曲がりなりにも、「政治家を目指していた」という

点においては、それなりに評価できると思うんです。

バカでもバカなりに、政治のことを考えていたわけで、

その「志」ぐらいは評価してやりたいじゃないですか。


ところが!!


こんなことが起こっていいんでしょうか?

マスコミでは報じられていませんが、民主党の

比例東海ブロックで棚ぼた当選した女性議員が、

ビックリするほど酷く、一部で「女版・杉村太蔵」、

「いや、杉村太蔵の方がマシだ!」とまで

言われているのです。


チダイズム~毎日誰かを笑わせるブログ~-あんぺろ65


磯谷香代子(43歳)。


彼女が、今回の選挙で見事に当選を果たし、

国会議員になった経緯は、こうでした・・・。


最終的に誰が立候補するかを決める公示日の

3日前、愛知の参議院議員・谷岡郁子氏のもとに、

民主党の選挙を執り仕切ってたミスター・ハニー、

小沢一郎氏から電話がかかってきました。


「このままだと比例東海ブロックから

立候補する人の数が足らないんだ。

誰でもいいから、今日中に立候補して

くれる人を探してくれ!」。


「ミスター・ハニーの言うことは絶対」の民主党。

谷岡郁子氏は、出てくれそうな人に片っ端から

電話をかけてみましたが、そんな重大なことを簡単に

引き受けてくれる人なんて、そうそう見つからない。


と、その時に磯谷香代子氏の名前を思い出す。

「愛知万博の時に、市民活動を手伝ってくれた

ボランティアの人なら、また手伝ってくれるかも!」。


谷岡郁子氏は、とりあえず、何も考えてなさそうな

磯谷香代子氏に電話をかけてみることにしました。


「べつに政治家を目指しているわけじゃないのは

分かっているんだけど、人数が足りないから、

比例ブロック最下位に名前を載せてもらえない?

もちろん、街角で演説なんてしなくていいから!」


磯谷香代子氏は、言ってしまえば、フリーター。

両親の介護を理由に、ほとんど働いた経験がなく、

だけど、なぜか市民活動には熱心だった女の人。


会社を辞める必要もなく、知人の会社で1日に

2時間ほど働いているだけの磯谷氏の場合、

立候補するだけだったら、すぐにできたのです。


「軽いバイトのつもりで、お願い!」


市民活動はしていても、べつに政治家になりたいと

思っていたわけではない彼女は、バイトのつもりで、

この打診を引き受けていたのです。その証拠に、

彼女が書いていたTwitter(ミニブログ)には、

こんな記述が残されていました。


チダイズム~毎日誰かを笑わせるブログ~-あんぺろ66


チダイズム~毎日誰かを笑わせるブログ~-あんぺろ67


チダイズム~毎日誰かを笑わせるブログ~-あんぺろ68


どうせ当選しないと思うし、お願いされたから

仕方がないので名簿に名前を載せておいただけ。

なのに、あまりに民主党の風が吹きすぎてしまい、


バイトのつもりが・・・、

国会議員になっちゃった!


チダイズム~毎日誰かを笑わせるブログ~-あんぺろ64


ザ・民主党。


「やっつけ」で、比例東海ブロックの名簿を作り、

「えっ? あたし、国会議員になるの?」と言っちゃう

女の人が、本当に国会議員になっちゃったんです。


コイツが政治家になるぐらいだったら、

まだ自民党の落選したダメ議員の方が

マシだったんじゃないかと思うんですけどね。


しかし、国民は「民主党」を選んだ・・・。


それは、どうしてなのか。国会議員のバカどもは、

まだ分かっていないようですが、最も重要なのは、

景気対策だの、少子化対策ではありません。


民主党のバラ撒き政治に期待しているのでもなく、

国民の血税でウハウハしているバカ官僚どもが

ただ許せないだけだと思うんです。その無駄遣いを

棚に上げて、「数年後には消費税を上げる」とか、

わけのわからないことをホザいていたのが自民党。


いつだったか、「麻生首相はスゴいんだ!」などと

このブログにコメントを残していた自民党員の方が

いましたけど、麻生首相に、国民の空気を読む力が

あったんだとしたら、こんな結果になっていません!


「天下りを完全に禁止し、一部の天下り団体だけが

儲かる政策は一切行わず、国民の負担が少しでも

減るように頑張ります」とでも言っていれば、自民党の

命だって、もう少し長かったことでしょう。


もともと、「郵政民営化」を掲げて圧勝した小泉政権も、

郵政省の官僚どもがバカみたいに無駄遣いをしてて、

「民営化されたら、それがなくなるはずだ」と思ったから

あれほどの自民党圧勝劇になったわけです。


ところが、フタを開けてみれば、民営化されたところで、

地方の郵便局が閉鎖されて、より不便になっただけで、

バカどもの無駄遣いはなくならないし、それどころか、

国民の血税を使って建てた施設を、タダみたいな

お金で売って、そのキャッシュバックをいただくという

クソみたいな不正をしていたことが発覚!


「それはさすがに、ダメでしょう!」と言い出した

ポッポ鳩山首相の弟に、偏差値30以下のバカ首相は、

「そんなことを言ったら、オマエがクビ!」とか言う始末。

結局、自民党のままでは、バカ官僚の不正は永久に

なくならないと思った国民は、民主党に流れたのです。


その頃、民主党がちょうど、「官僚の無駄遣いには

徹底的にノーと言っていく!」というマニフェストを

掲げていましたからね。


民主党にも、いろいろと問題はあると思いますが、

国民がツラい思いをしているのに、官僚のバカどもが

おいしい思いをしているのは、見ていて不愉快です。

そこをなくしてくれると信じているから民主党なんだと

思うんですよ。そのあたりの期待を裏切った時には、

民主党さんの命も短いと思います。


とにかく、政権が変わって民主党がどのような

政治を展開していくのか。『チダイズム』では、

しばらくの間、文句も言わず、見守っていきます。