「こ・・・、こんなにバカな
首相は見たことがない!」。
あれは、今から9年ほど前の出来事でした。
時の首相、小渕恵三氏が脳梗塞に倒れ、首相の座を
引き継いだあの男に、日本中が釘づけになりました。
失言豚野郎・ミスター森。
「神の国」や「エイズが来たみたいに逃げられた」など
度重なる失言に加え、「えひめ丸沈没事故」の時には、
「船が沈んでもいいじゃないか。このボールがカップに
沈まない方が問題だ!」と、ゴルフ場でフルスイング!
「首相としての資質が何よりもOB」というコントで
お茶の間を沸かせてくれた、キング・オブ・バカ首相。
もうあんなに楽しい首相に出会うことはできないと
思っていたところに、また新たなるニューフェイスが
現れまして、僕たちを楽しませてくれています。
麻生セメント太郎。
「羞恥心」のメンバーになるのが夢だったため、
漢字が読めないキャラを演出するところから始め、
それだけではインパクトが弱いと思ったんでしょうか、
金銭感覚がズレているキャラまで乗せてアピール!
さらに、世の中の注目が「ナックル姫」こと、
女子高生プロ野球選手の吉田えりちゃんに
集まると、このブームに便乗しようと思ったのか、
「ブレる首相」という新しいキャラを展開し始め、
自分で政策を提案しておきながら、ナックルのように
意見をブレさせ、民主党のヒットをシャットアウト!
最近では、自分だけでは笑いの幅に限界があると
感じたのか、親友の中川昭一財務相にコントをお願い。
中川昭一氏のコントが、あまりにクオリティーが高い
出来だったため、記者会見コントの様子は全世界に
配信されたほか、その後は、流行語大賞を狙った
キャッチーな発言を連発!
「お酒を飲んだんですか?」という記者の質問に、
「口はつけたが、ゴックンはしていない」などと答え、
世界中のAV女優やエロ店嬢の皆さんが、これを絶賛。
「なぜ飲酒をしたんですか?」という記者の質問には、
「そこにグラスがあったから」と、国民の皆さんに
常に冒険心を忘れないように呼びかけるという、
まさにエベレスト級の気配りまで見せてくれました。
酔えば酔うほど面白くなる。
この酔拳のような爆笑コントパワーは、スペイン国王と
天皇陛下が揃ってお食事された宮中晩餐会でも発揮。
酔っぱらって、面白さのレベルが上がってしまった
無敵の中川氏は、国賓級のVIP&天皇陛下の前で、
ショートコント・新橋の飲み屋でのあるあるシリーズから、
『飲んでる途中で、いきなり怒って帰る人』を発表。
何の前フリもなく、ショートコントを炸裂させ、
キョトン顔のスペイン国王を置き去りにして、
「もう帰る!」と言って、本当に帰ってしまうという
伝説のお笑いエピソードまで残してくれたのでした。
ちなみに、そんな政界のコント職人こと、中川昭一氏は
4年ほど前から「夕刊フジ」で連載を持っており、毎回、
政治に対する熱い思いを書き綴っているんですけど、
その連載のタイトルが・・・、
「中川昭一の言わせてもらおう!」。
酒について聞かれ、言わせてもらった末に出た言葉が、
「口はつけたが、ゴックンはしていない」ですからね。
どんだけ天才なんでしょうか! 4年前から、この日を
想定しての壮大な前フリをしていたんだと思います。
いやいや、話がだいぶ逸れてしまったんですけれども、
話したかったのは、麻生セメント太郎総理のことですよ。
今回は、麻生首相がどれほどの男なのかを、
軽くまとめてみましたので、ご紹介いたします。
●政界きっての経済通を自称。
総理になる前は、本当に「経済通」を自称していたのに、
経済用語の基礎中の基礎と言える「前場(ぜんば)」を
「まえば」と読み違え、カップラーメンの値段もわからず。
あげくに、「株には満期がある」、「ガソリンの値段が
下がったのは円高のせい(実際には先物取引での
ガソリン価格の下落)」など、素人以下の珍回答連発。
結局、国語のみならず、社会もバカだったことが判明。
●景気対策が必要だ、消費税アップ。
100年に1回とも言うべき暴風雨が吹き荒れていると
宣言しておきながら、効果がないのが目に見えている
「定額給付金政策」を発表。ところが、野党の猛反対で
いまだ成立せず、将来、消費税をアップすることだけは
一足先に決定させる始末。結局、景気対策は何もできず、
経済にマイナスになることだけは、とっとと決めてしまう
恐るべきバカだったことが判明。
●漢字読めず、英語もできず。
中学生レベルの漢字が読めないのは言うまでもないが、
オバマ大統領との日米会談でも、あまりに英語ができず、
アメリカの書記官たちが「記録不能」とノートにまとめた。
もはや国語、社会に続き、英語もバカだったことが判明。
●北方領土は2島返還で妥協。
北方領土は、戦後50年以上経っても、いまだロシアに
パクられっ放しという状況にもかかわらず、麻生首相は、
「半分ぐらい返してくれればいいですから」と公式発言。
もれなくロシアに、日本の領土をプレゼント。
これに関しては、もうバカのレベルを超えました。
本当に本当におめでとうございます。
●「感動した!」みたいに言いたくて。
かつて2001年の大相撲夏場所で、時の首相、
小泉純一郎氏が、貴乃花の劇的な復活優勝の際、
「感動した!」という名ゼリフを残したことに影響されて、
2009年大相撲初場所で、朝青龍が劇的な復活を遂げた際、
麻生首相は、「やっぱり横綱は強くなくっちゃ」などと言った後、
朝青龍を表彰する時に、本来ならば、「内閣総理大臣賞・
朝青龍殿」と言うべきところを「内閣総理大臣・朝青龍殿」と
言ってしまい、この日から日本の総理大臣が朝青龍に!
この際、朝青龍が
総理大臣でもいいや。
これで皆さんも、麻生首相がどれぐらいバカなのかが
わかったと思います。けっこう究極系のバカフルコース。
そもそも麻生首相に課せられた使命は、元祖KY首相の
安倍ちゃんと、「あなたとは違うんです」のジジィ福田が
急落させてしまった自民党の支持率をアップすること。
なのに、沈みかけた船に、ミサイルをぶち込むぐらいの
素敵なバカっぷりを発揮し、もはや沈没させてしまったと
言っても過言ではありません。
しかし、『チダイズム』的に言えば、まだまだ面白いことを
やってくれそうな予感がする今日この頃。中川昭一氏に
続くぐらいの爆笑議員が、そろそろ出てくる頃だと思います。
これからも期待していきましょう。
政治ではなく、爆笑コントに!