チダイズム~毎日誰かを笑わせるブログ~-ポロンポッペ74


どうでもいいんですが、韓国(ソウル)の街には、

至るところに、このようなUFOキャッチャー的な

ショボいマシーンが置いてあります。


中に入っている商品は、謎のクリームだったり、

100円ショップで買えそうな美顔器だったりで、

中身もまたショボいものばかりなんですが、

日本円にして、7円ぐらいで楽しめます。


100回楽しんだとしても700円ぐらいですからね。

全国のUFOキャッチャーファンの皆さんだったら、

一度は挑戦してみるべきでしょう。


不思議なことに、3回ぐらいやったら飽きますが・・・。

どうも、こんにちは。辛いものを食べ過ぎたせいか、

絶好調にアナリングが痛い感じの、ちだいです。


さて、一昨日からお届けしている無敵の男、

兄者(あにじゃ)と行くウルトラソウルな韓国旅。


旅の2日目は、韓国で芸能プロダクションを

経営しているというキムさんに案内されまして、

地元の人しか行かないような韓国の定食屋さんに

連れて行っていただきました。


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食べたのは、牛骨をコトコト煮込んだスープ。

韓国のBSE(狂牛病)事情は知りませんけれども、

もし、アウトだった時には、僕の命はございません。


でも、マイウーでした。

しかし、事件が起こったのは、この直後でした。

日本でトラブルが発生し、ホテルで少し仕事を

させてもらおうと思ったんですが、ホテルに帰って、

信じられないことに気づきます。


それは・・・、パソコンがない!!


普通は、海外に行ったら、そこを一番気をつける

ところだと思うんですけど、よりによってパソコンが

入ったバッグを、この食堂に忘れてしまったんです。


しかも、このパソコンが入ったバッグの中に

パスポートまで入れていた始末!!


人生終了ですよ。


考えてもみてください。日本ですらパソコン入りの

バッグなんかを小汚い食堂に置き忘れた日にゃ、

数分後には、ご臨終が確定ですよ。

ましてやここは韓国なんです。


とりあえず、バイクに乗る時にはノーヘルが基本で、

ナンバープレートをつけて走っている方が珍しい国。

怒ったらすぐに火をつけちゃうし、事故を起こした時には

基本的に、ひき逃げです。そんな韓国でパソコン入りの

バッグを放置するなんて、渋谷センター街でポコチンを

出しながら駆け抜けて、警察に捕まらなかったら

勝ちみたいな度胸試しをしているようなモンですよ。


「頼む!盗まれないでくれ!」


キムさんに車で食堂に戻ってもらい、その間、

ホテルでひたすらウロウロする僕。すると、食堂に

到着したキムさんから電話で速報が入りました。


「バッグが、・・・ありませんでした。」


はい、死亡。


人生が見事に終わった瞬間です。

僕はアキバ系なので、日本にいる時ですら、

なかなかバッグを置こうとしません。電車に乗っても、

絶対に網棚の上に荷物を置くことなんてしないのです。

どんなに重くても、ヒザの上に置くのが基本スタイル。


なのに、日本より経済事情が真っ暗で、犯罪率だって

圧倒的に高い韓国で、バッグを置き忘れるって、一体?

こうなったら、総額15万円以上の高級ノートパソコンは

諦めるので、どうせなら盗んだ人がカワイイ女のコであり、

大切に使ってくれることを祈るのみです。


間違って、どっかのブサイク野郎に盗まれて、

僕のパソコンで「独島は韓国領ニダ!」とか

書き込まれてしまったら、日本の皆さんに、

泥酔しながらお詫びの記者会見をするしか

ないと思いますからね。


しかも、一番の問題はパスポートを紛失してしまったので、

日本に帰れるかどうかが分からなくなってしまったことです。

大使館に申請を出しても、おそらく3日~4日はかかると

思われるんですよね。これは大ピンチ!


居ても立ってもいられず、ホテルの部屋の中をひたすら

ウロウロし続ける僕。解決策がまったく見つかりません。

すると、それから数分後・・・。


部屋のインターホンが鳴り、キムさんが登場。

めちゃくちゃ信じられない「奇跡」が起こりました。


バッグ、カムバック!


なんと、韓国の食堂みたいなところに30分以上

パソコン入りのバッグが無人で放置されていたのに、

誰も盗む人がおらず、そのままの状態で見つかり、

キムさんがドッキリのために、「見つからなかった」と

語っていた・・・というのが、ことの真相だったのです。


韓国、捨てたもんじゃねぇ!!!!


この日の朝が初対面の僕に、ドッキリを仕掛けてきた

キムさんにもビックリですが、パソコン入りのバッグを

置き忘れても無事だなんて、それが一番ビックリです。


韓国を少し好きになったよ。


さすがに韓国も、悪い人ばっかりじゃないようです。

日本の汚い定食屋だったら、80%なくなってるもん!


それに、この時の僕は不思議な幸福感に満たされて

いました。すんなりとバッグが見つかってたら、きっと、

「よかった、よかった」で終わっていたんですけれども、

一度、バッグがないと言われていたので、地獄の底に

いるような絶望感でいっぱいだったところに、バッグが

戻ってくるというミラクルですからね。


「最高でーす!」。


そんなわけで、無事にパソコンを使って仕事ができ、

ついでに、スケジュール通りに日本に帰れたんですが、

兄者(あにじゃ)とのウルトラソウル旅は、まだまだ続き、

「韓国も悪い人ばっかりじゃない!」と言ったその日の夜、


華麗にボッタくられました。


・・・が、この続きは、また明日お送りしようと思います。

ありがとうございました。