チダイズム~毎日誰かを笑わせるブログ~-アイヤホイヤ93


「クリスマスなんて、なくなってしまえ!」。


先日、秋葉原界隈で、「伝説の魔法使い」と呼ばれていた

34歳のアルバートが、クリスマス廃止の必要性を訴えようと

サンタクロースの格好をして、オープン・ザ・コートしてしまい、

駆け付けた警察官に逮捕されたそうです。


アルバートの勇敢な死に敬礼ッ!


どうも、こんにちは。今日、街を歩いているカップルは今夜、

全員セクロスします。せっかくですから、すごくエロい目で

「へぇ~、そうなんだ~。なるほどねぇ~。」と、つぶやきつつ

ガン見してやりましょう。ちだいです。


さあ、皆さん。もうお分かりかと思いますが、残念ながら、

とってもとっても残念ながら、今日はクリスマスイブです。

今日ほどカップルを見て、イラッと来る日はありません。


このブログを書く数時間前も、銀座を歩いていたんですが、

ものすごくブサイクなキモロン毛の男が、モデルのような

美女とラブラブな感じで歩いていたんです。


思わずキモロン毛に向かって、大声で「ハゲろ!」って

叫んでやろうかと思ったんですけど、そこをグッと我慢し、

家に帰って、不貞寝しようと思ったら、枕元に自分の髪が

ビッシリついていました。


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「クリスマスなんて、なくなってしまえ!」。


銀座の空に、そう叫んだのは言うまでもありません。

これでも僕は、それなりに努力してきたつもりなんです。

こんな寂しいクリスマスを迎えないために、「クリスマス

直前合コン」なるものに参加してきたりして。


えぇ、説明しなくても分かると思いますが、この期に及んで

恋人がいないモテない男女が集まり、即席でもいいから

とにかく恋人を見つけるための合コンです。


ただ、なんとなく想像できると思うんですけれども、

若くてカワイイ女子なら、クリスマスに恋人がいなくたって、

「今年は一人ぼっちで過ごしちゃった、テヘッ!」ぐらいな

もんだと思うんですが、いよいよ30歳を過ぎ、恋人もおらず、

ついでに、ちょっぴり残念めなルックスだったりした日にゃ、

「クリスマス直前合コン」にかける意気込みが半端ないんです。


というわけで、今回の合コンなんですけど、いらっしゃった

女性の皆様ですが、全員、「ホワイトクリスマス」という言葉が

とってもお似合いなぐらい、とんでもなく白のファンデーションが

ミルフィーユ状態。「何層ぐらい重ねたらそうなるんだよ!」って

言いたくなるぐらい、気合い十分でして・・・。


一緒にクリスマスを過ごそうなんていう

軽い気持ちで仲良くなったら、3日後に

結婚を迫られそうな女性の皆様でした。


しかも、化粧を削っていったら、アンモナイトの一つも

見つかりそうなぐらい何層にもわたって化粧していましたが、

どちらかといえば、3人とも化粧は化粧でも「化粧まわし」が

お似合いな感じのグラマラスなボディーで・・・。


左から順番に朝青龍、白鵬、千代大海に似ているという、

体重別に、横綱、横綱、大関という感じの3名だったんです。


女性がご入場された瞬間に、

部屋の温度が3℃上がりましたよ!


「オマエも、ハゲでブサイクでアキバ系なんだから、

ある意味、痛さで横綱級だろ!」っていう皆さんからの

ツッコミは甘んじて受けるつもりです。・・・しかしですよ!


このうちの1人の横綱が、とんでもないハッタリ女で、

ただでさえ、体重の単位を「キログラム」ではなく「トン」で

表さないといけないような体格をしているくせに、痛さまで

単位を変えなければならないほど、強烈だったんですよ。


本当は、中小企業で働く、単なるOLのはずなのに、突然、

「私には各界に太いパイプがある!」って言いやがり、

最終的に何を言い出すかと思ったら・・・。


「麻生首相と友達」と言い出しました。


「遠い親戚」とか「お父さんが知り合い」っていうレベルなら

まだわかりますよ。首相とフレンドですからね、フレンド!


しかも、「私って小学生の頃から権力のある人を見抜いて

転がすのがうまかった」とホザき始め、今もどっかの社長や、

どっかの政治家を自分が操ってるとか言っていました。


じゃあ、クリスマス直前に合コンなんか来んなや!

しかし、彼女のハッタリは、これでは終わりません。

しまいには、「私には霊感があって、オーラが見える」という

とってもスピリチュアルな発言までされまして、面白いんで、

「僕には何色のオーラが出てますか?」って聞いてみたら、

横綱の女、何って言ったかって・・・、


「オーラがない」。


テメエ! デブ、コノヤロー! 見たまんまじゃねぇか!

普通は、黄色とか紫色とか、なんか色を答えんだろうが!

自分にビッグな人間になりそうなオーラが出てないことぐらい

テメエに言われなくても、とっくに気づいてるわ、ボケ!


「いやいやいや、オーラの有り無しを聞いてるんじゃなくて、

僕には何色のオーラが出てるのか聞きたかったんだけど、

僕は一体、何色なのかな? ごっつぁんです!」


すると、横綱。「あぁ、そういうこと?」みたいに言い出し、

ただでも細い目を、さらに細くしながら僕を見ると・・・。


「う~ん、白!!」。

また血迷ったな、デブ、コノヤロー! 長いこと江原さんが

出てる番組を見てきたけど、白なんて聞いたことねぇぞ!

だいたい、体から白いのが出てたら、それ、湯気じゃねぇか!

寒い日にダッシュすれば、誰でも出るわ、ボケ!


「っていうか、『紫色だと慈悲深い人』みたいなのあるじゃん。

白って初めて聞いたんだけど、白ってどんな人なの?」。

心の中では、まったく食いついていませんが、とんでもない

珍回答が出てくる予感がして、さらに掘り下げてみた僕。


すると、横綱、「まだ誰にも染まってない人って意味かな。

どうせだったら、ワタシ色に染まってみるぅ~?」。


オマエを真っ赤な血の色に

染めてやりてぇよ、バカ


サンタさんと一緒で、メリークリスマスじゃねぇか!

「まぁ、確かに、僕はいまだにセクロスをしたことがないんで、

秋葉原界隈では『魔法使い』なんて呼ばれてんっすよねぇ。

そういう意味では、まだ誰にも染まってない人っていうのは、

合っているかもしれないけど」。一応、話を合わせる僕。


すると、横綱。「えっ? ちょっと待って、ちょっと待って!

それって、もしかして、『ドーテイ君』ってこと?」。


ずいぶんストレートに聞いたなぁ! しかも「クン付け」かよ!

「えぇ、まぁ、そういうことっすかね」と言う僕に、横綱は・・・!


「あり得な~い!」


横綱いわく、「そういう人とセクロスしたら、AVの見過ぎで、

とんでもないプレイをさせられそうだから、一緒に寝るなんて

怖すぎてできない」とのことです。


ちょっ! ま、待とうか、朝青龍よ・・・。


本来ならば、モンゴルに強制送還してやりたいところだが、

あえて言わせてもらおう。いくら魔法使いと言われている

僕でさえ、オマエと一緒に寝るなんて永久にあり得ない!

寝返りを打たれた拍子に、窒息しそうな危険があるからな!


「オマエの肉の方があり得ねぇわ!」


よっぽど、そう叫んでやろうと思ったんですけどね。

この後、男性陣の中に年収2000万円クラスの男が

混ざっていまして、「コイツ、金持ってるよ!」と言った瞬間、

力士が3人とも、そいつに対してだけのアピールを開始!


朝青龍は、「この出会いのために聡明な占い師の人から

4万円のムーンストーンを買ってきた」という話に始まり、

「家に座敷わらしが住んでいるので、今度、泊りに来たら

出世できる」といった、ザ・世界仰天な話をしていました。


「オマエん家に住んでるのは親方だろ!」


どうせ二度と会わないからと思って、そうツッコみましたが、

意味を理解してもらえず、「ねぇ、座敷わらしって、どんな

格好してるの? ねぇ、どんな格好してるの?」という

僕の質問に、横綱・・・。


「パス!」


人がせっかく質問してやったのに、「パス」って言いました。

どんだけ無礼なんだ、このデブ!横綱!アブラハム!


結局、三度のメシより榮倉奈々ちゃんが好きな僕ですから、

当然、この後に横綱とチョメチョメするような展開は一切なく、

男2人でデニーズに入り、「あれは、ひどかったよなぁ!」と

反省会をすることになったんですが、「男2人」と書いた時点で

うっすらイヤな予感がしている人もいるかもしれません。

この反省会に、本来いるべき年収2000万円男の姿がなく・・・。


その日から聖夜にかけて、

横綱と朝まで「かわいがり」。


そういえば、年収2000万円の男は、典型的なB型で、

かなり変わったタイプの男だったんですが、何が気に入り、

こんな展開になったのか。何はともあれ、奇跡が起こると

いうことだけは認識できた3日前の夜でした。


さて、皆さん。今夜はクリスマスイブです。

横綱にも、サンタさんが年収2000万円の男と付き合える

ビッグプレゼントを用意していたぐらいですから、

恋人がいない読者の方も、今夜、外に出てみれば、

サンタさんが素敵な王子様やお姫様のプレゼントを

用意してくれているかもしれませんよ。


えっ? 僕ですか? 実はもう、僕はサンタさんから

プレゼントをもらっちゃってたみたいなんですよね。


新たな魔法が使えるっていう。


はい。また偉大なる魔道士に向け、レベルが上がりました。

なので、今夜は、下半身に授かった「魔法の杖」を握りしめ、

深い眠りに就きたいと思います。


Very Merry Christmas!!