皆さんは、美容院で髪を切る時って、どんなふうに

注文しますか? 僕は基本、10分1000円の理容室で

髪を切ればいいタイプなんですが、「今日はオシャレに!」と

思った時には、ごくごくまれに美容院に行きます。


昨日も、高校の文化祭と後輩の結婚式の2次会に

参加しなければならないということで、普段は全力で

ニートのオーラを漂わせている僕なんですが、ここは

オシャレにキメていこうと、柏の駅からずいぶん離れた

ところにあるマックスバリュー(スーパー)に併設された

美容院に行くことにしました。


スーパーに併設された美容院に行っちゃう時点で

オシャレになるはずがないと思われるかもしれませんが、

僕がこの美容院に行くのは、もちろん、完璧な下心であり、

この店では、とてもカワイイお姉さんが働いているんです。

しかし、ご指名して、髪を切ってもらってもよかったんですが、

ここで最初の悲劇が訪れました。


カワイイお姉さんが今日は休みだというので、

それなら誰に切ってもらっても同じだと思って、

ご指名ナシでお願いしたら、なんと、登場したのは、

「えっ?オマエ、美容師なの?」という感じのババァ。

スーパーに買い物に来た主婦としか見えないような人が

僕の髪を切ることになったのです。


僕は「オシャレ」というものがわからないタイプなので、

基本的に、美容院に行ったら「かっこよくしてください」と

完全に美容師にお任せするスタイルで髪を切るんですが、

ババァのセンスに任せていいものなのかどうか・・・。


迷いましたが、きっとベテランだから、若いお姉ちゃんに

髪を切ってもらうより、いい感じに仕上がるだろうっていう

プラス思考の期待をすることにしました。


・・・が!!


出来上がった髪型を見てみると、あら、ビックリ!

いかにも昭和テイストな、ナウでヤングな髪型でした。

髪を切られながら、うっすらイヤな予感はしていましたが、

「髪は短い方が爽やかで良い」みたいな発想ってさ・・・、


完全にババァの発想じゃねぇか!


しかも、「もみあげ」のバランスは左右バラバラになって

いたんですよ。だから、「いやいやいや、それはさすがの

僕だって、あり得ない」と思い、「あのー、もみあげが左右

対称じゃないと思うんですけど」って言ったら、このババァ、

何って言ったと思います?


「もみあげって難しいのよ!」。


逆ギレですよ、逆ギレ!

難しいなら、何度も何度も確認しながら切れや!

それを適当にヌルッと切っておいて、「難しい」だと?


しかも、バリカンで「もみあげ」を刈り上げながら、

「じゃあ、こんなもん?」って言いましたからね!


最後まで適当かよ!


「ババァのセンス×適当カット」という最強コラボにより、

ハゲかかった頭が余計に目立つ昭和40年代ヘアが

完成したところで、その日の午後は、高校の文化祭に!

そして、この日のために用意した、数々のネタを生ライブで

披露ことになりました。


ところが、この日の悲劇は、まだまだ終わらず!


現役の高校生世代には、ある程度は通用したかなという

感触は得られたんですが、高校を卒業した世代の子たちに

言われたのは、ボロクソの言葉の数々・・・。


ウォンビロン93


「うわぁ、ギャグが昭和すぎ!」。


「それ、微妙に1年前だよね?」。


「それ、平成の子たちには、

通用しないと思いますよ!」。


繰り出すネタ、繰り出すネタ、すべてを全否定!

あげくには、「そのネタ、パクリ?」とまで言われました。


なにげに、「ブサイク!」と言われるより、「面白くない!」と

言われる方が圧倒的に精神的なダメージがデカい僕。

これが心のボクシングなら、完全にノックアウトしていて、

リングにタオルが投げ込まれているわけなんですけれども、

それでも彼女たちの全否定の嵐はとどまることを知らず・・・。


ある時、「ちだいさんと付き合うのが、どれぐらいイヤか」という

質問になったんですけれども、ここで衝撃的な事実が発覚!

ますますヘコまされることになりました。


「ちだいさんと付き合うのと、バキュームカーの助手席で

新潟までドライブするの、どっちがいい?」という質問を

してみたところ、満場一致でバキュームカーでのドライブが

選ばれた波乱の展開からスタートし・・・。


「ちだいさんと付き合うのと、渋谷の路上で全身タイツを着て、

ギターを持って弾き語りだったら、どっちがいい?」という

質問にいたっては、即答で「全身タイツ」と答え・・・。


「ちだいさんと付き合うのと、帰ってみたら家がなくなって

いるのは、どっちがいい?」という質問にいたっては、たとえ、

実家がなくなっていたとしても、そっちの方が良いという

お答えをいただきました。


どんだけ俺が嫌いだよ!

しかし、この文化祭が終わった後、僕がとんでもなく

嫌われているっていうことを、改めて気付かされるような、

とても悲劇的な事件が起こってしまったのでした。

続きは、また明日!