ほとんどの人が見てないドラマにもかかわらず、

一人で盛り上がりまくり、3日にわたってレビューを

書き続けている僕なんですが、頑張って検索すれば、

ネットで見れるみたいなんで、ぜひ見てみてください。


はい。今日もさっそくドラマ「恋空」のレビューです。

昨日の記事 をご覧になってない方は、まずそちらを

読んでから、この先を読み進めてください。


昨日は、美嘉ちゃんと一緒に焼きそばを

食べていただけで、金髪にぶん殴られるという

理不尽極まりない展開になったタツヤくんという男が、

美嘉ちゃんにメールしたところまでご紹介しましたが・・・。


あんな酷いことがあったにもかかわらず、

ナレーションでは、なぜか「夏の間、ずっと金髪のことを

考えていた」などと語り出す、とっても残念な美嘉ちゃん。


ある夏休みの午後、坂道をチャリを押しながら歩いていると、

突然、金髪が美嘉ちゃんの横を通り過ぎるんですけれども、

そんな金髪を目撃した美嘉ちゃんは、なんと、金髪のことを

公園まで尾行! そして、公園で美嘉ちゃんは、衝撃的な

光景を目撃することになりました。


引っこ抜いた花に、たっぷりと

化学肥料を与えている金髪の姿!


いやいやいや、そんなにいっぱい化学肥料を撒かなくても

花は自然に育つと思う。それなのに、美嘉ちゃんってば、

そんな金髪のことを見て、どうやら好きになっちゃいました。


やはり、映画版同様、「お花を摘む=優しくない」の

美嘉ちゃんですから、「お花に化学肥料=優しい」と

思ったんだと思います。


美嘉ちゃんの頭の中にも

キレイなお花が咲いてそう。


やがて、夏休みが終わり、2学期。

美嘉ちゃんは、図書室で「空の写真集」を読むという、

「空の写真集だったらOKみたいに思ってるかもしれないけど、

放課後になるたびに、図書室で鉄道の写真集を見ながら

ニヤニヤしてる鉄道マニアとやってることは変わらない」と

言いたくなるような過ごし方をしていたんですけれども・・・。


そこに、ツカツカツカッと金髪がやってきて、

「おぅ、久しぶり、美嘉ぁ!」と言ったかと思ったら、

いきなり髪の毛をワシャワシャワシャワシャとやるという

ムツゴロウもビックリの、信じられない暴挙に出ました。


皆さん、考えてもみてください。

一緒に焼きそばを食べていただけの男とぶん殴り、

花壇の花を引っこ抜いて、「誕生日プレゼント」とかホザき、

告白を丁重にお断りしたはずの男が、「おぅ、久しぶり」とか

言いながら、髪の毛をワシャワシャしてくるんですよ?


これはブチ切れてもいい!


ここまできたら、もはやマウント・ポジションをとって、

容赦なく顔面を殴りつけても、きっと許されると思います。

なのに、美嘉ちゃんはどうしたかって、ブチ切れるどころか、

半分照れつつ、「やめてよ!」みたいなオーラを放つだけ。

すると、あろうことか金髪の野郎は、こう言いました。


「なんだよ、挨拶ぐらいしてくれてもいいじゃん!」。


じゃあ、挨拶代わりに

一発殴らせてくれ!


いや、本当に。渾身の一発をお見舞いしてから

話を始めようじゃないか。しかし、金髪の野郎は

どこまでもマイペース。「咲」と書かれた女の電話番号を

消去し始め、「これでいいだろ?」みたいに言いました。


っていうか、こっちとしては、「咲」っていう女が

彼女なのかどうかは知らないわけで、何の説明もなく、

「咲」っていう女の電話番号を消されても、彼女じゃない

女を消してる可能性もあるんじゃねぇの?って思います。


まぁ、美嘉ちゃんは残念ながら偏差値の低い子なので、

そんな疑いは、まったく抱いていないかもしれませんが。

むしろ、髪の毛をワシャワシャされた時のことを思い出して、

「あんな顔で笑うんだ・・・」とか言っちゃってましたからね。


トラウマじゃねぇんだ・・・。


僕だったら、即行でシャンプーしたい気分になるだろうに、

美嘉ちゃんは、ネガティブな思い出にするどころか、

金髪の笑顔をフィーチャーしていましたよ。


そして、時は流れ、ノゾムのことを好きだった友達が、

結局、付き合うことになったという電話をしてくるんですが、

その友達に「タツヤくんと付き合うことを考えたら?」って

言われて、美嘉ちゃんも半分、その気になりかけるんですね。


授業中に、ちょっとタツヤくんのことを眺めたりなんかして、

「金髪のことなんて考えるのはやめよう」と思ったりして。

そうだ、そうだ、美嘉ちゃん。あんな金髪のことは忘れて、

タツヤくんと付き合った方が絶対に幸せになるよ。


そう思った次の瞬間、またまた信じられない展開に!

授業中にもかかわらず、金髪がいきなりガラガラガラッと

扉を開けたかと思うと、美嘉ちゃんの手をひっぱり出し、

先生にこう言いました。


「田原美嘉、ちょっと借りていきます。」


大変なことが起こりました。こんな不良丸出しの生徒に、

授業中にもかかわらず、生徒が拉致されそうだという現実。

先生、こんなことが許されていいわけがありません!

体を張って止めないと、先生! 先生!!


(゚ロ゚;) <ちょっ!先生!


「ちょっと待ちなさい!」とは言うものの、先生、止める

気配がまったく感じられません。一応は注意するけど、

いざとなった時は完全スルー! 教育の現場は

どこまで腐りきっているんでしょうか?


チャリンコの後ろに乗せられ、川に連れて行かれる

美嘉ちゃん。「何考えてるの?」とか言いながら、

しっかりとチャリの後ろに乗ってる時点で、

こいつの股のゆるさは、言うまでもありませんけれども、

結局、金髪は自分が好きだというショボい川に行き、

「最高の誕生日プレゼントを見つけた」とホザきます。


最高の誕生日プレゼント?

それは期待していいのでしょうか?


なにしろ、前回は花壇の花を引っこ抜いたあげく、

「優しくない!」って言われている男ですからね。

金髪がホザく、「最高の誕生日プレゼント」っていうのが

本当に素晴らしいものなのかどうかは疑わしいです。


でも、自ら「最高のプレゼント」とハードルを上げて、

しかも、このプレゼントのために、わざわざ授業中に

拉致しているぐらいですから、これでプレゼントが

ショボいなんて、絶対にあってはならないこと。

ここはひとつ、金髪のプレゼントに期待しましょう。


すると、プレゼントのために、ショボい川に向かう

階段を一歩一歩、一緒に降りる金髪と美嘉ちゃん。

ここで美嘉ちゃんは、この感動をナレーションで

こう語っていました。


「この時、初めて私に歩幅を合わせてくれたね。

私たちの影が並んで同じように揺れてた。」


これまで自分勝手だった金髪が、この時、

初めて自分に歩幅を合わせてくれて嬉しかったと、

美嘉ちゃんは確かに、ナレーションで語っていたのです。

でも、僕はそれを見て、どうしても言いたかった!


それ、階段だから!


階段で歩幅を合わせないで歩く方が難しいでしょう!

だいたい、なぜ階段を歩くシーンで、こんなナレーションを

つけちゃうんでしょうか? この監督、どんだけ巨匠だよ!


で、結局、金髪が用意した「最高のプレゼント」が

一体、何だったのかと言いますと、空に向かって、

カメラマンがやるような「手ファインダー」を作って、

「見てみ? 俺からのプレゼント!」とホザき出しました。


んなプレゼント、いらねぇよ、ボケ!


思わず、そう言いたくなるプレゼントを差し出された

美嘉ちゃんは、なんと! なんと! 金髪の手なんか

握っちゃったりして、付き合うことになりました。


んなアホな!


水沢エレナちゃんみたいなカワイイ女のコとですよ、

空に向かって「手ファインダー」をして付き合うって!

もはや僕の妄想の限界さえ超えていますよ。


ちなみに、金髪は川を見ながら、美嘉ちゃんが空を

好きなように、自分は川を好きだと言うんですけど、

理由は、「いつも前にだけ流れていくから」だそうです。


オマエに「ポロロッカ」を

見せてやりてぇよ!


そうです。川は逆流することだってあるんです。

金髪の浅はかな知識で、川を語られたくありませんね。

まぁ、それでも水沢エレナちゃん級のかわいこちゃんと

付き合えた時点で、オマエは勝ち組だけどな。


といったところで、「恋空」の第1話は終了しました。

いやぁ、実質46分ぐらいのドラマなのに、レビューに

3日もかかるって、どんだけツッコミどころ満載なのよ?


このままでは、ブログの半分が「恋空」の話に

なっちゃうじゃないの! まぁ、面白いからいっか。

第2話は、8月9日の土曜19時56分となっています。


皆さん、ぜひ「恋空」を見てから「チダイズム」を

読んでくださいね。きっと次回も期待を裏切りません。