個人的には、15%ぐらいは行くんじゃないかと

思っていた「恋空」の視聴率ですが、初回はなんと

5.4%という記録的な惨敗だったそうです。


「恋空」でテンション上がりまくっていたのは、

結局、僕だけだったのかもしれませんね。


どうも、こんにちは。ちだいです。

さて、さっそく今日も「恋空」レビューの続きです。

ドラマを見なかった方がほとんどだと思いますけど、

想像以上に面白いことになっていますので、

昨日の記事 をまだ読んでいない方は、まずはそちらを

ご覧になってから、この先を読み進めてください。


昨日は、ギャグのセンスがまったく感じられない男と

美嘉ちゃんが花火を見ることになったところまで

お伝えしましたが・・・。


ベンチに座り、花火を見ることになった二人。

ギャグのセンスはないけれど、美嘉ちゃんのことを

一生懸命楽しませようとしてあげているタツヤくんは、

美嘉ちゃんのために焼きそばを買ってきてあげました。


どうせ焼きそばを買ってくるなら、自分の分も含めて

2つ買ってくればいいのに、わざわざ1つしか買って

こなかったあたりを見ると、どうやら美嘉ちゃんとの

間接キスを狙っていたタツヤくん。


すると、焼きそばのパックをあけて、まだ一口しか

食べてない段階で、美嘉ちゃんのことを見つめ始め、

突然、こんなことを言いました。


「ついてるよ、青海苔!」


おい、タツヤくん。まだ一口や!

青海苔付きの焼きそばをチョイスしてんだから、

そりゃ食ってるうちに、何回か青海苔は付くでしょうが!

それを、いちいち青海苔がついてるとか言い出して

取ってたら、落ち着いて焼きそばなんか食えるかよ!


でも、最初からこれがやりたかったんでしょうね。

口元についた青海苔を丁寧に取ってあげるタツヤくん。

すると、衝撃の展開は、次の瞬間、やってきます!

いきなり金髪がヌコッと現れたかと思ったら・・・、


焼きそばバーーーーン!


おい、金髪! 食べ物は大切にしろ!

しかし、金髪の暴走は止まりません。

タツヤくんの襟を掴んだと思ったら、

いきなり、ぶん殴りました!


理不尽にも程があるぞ、金髪!

すると、次の瞬間、さらに理不尽な発言をホザきました。


「コイツ、俺の!」。


いやいやいや、バカ・フルスロットルですね。

美嘉ちゃんは金髪の女じゃありませんから!

何をどう勘違いしたら、そんな発想になるんでしょうか。

しかし、突然、美嘉ちゃんを連れ出しちゃった金髪男。


「離して! なんでこんなことするの?」と言う美嘉ちゃん。

すると、金髪の口から出た発言は、僕らの予想のはるか

ナナメ上を行く言葉でした。


「そんなの、好きだからに決まってんじゃん!」。


何なんでしょうか、この痛い男は!

いくら好きだとしても、こんなことがまかり通って

いいはずがありません。だいたい、僕が同じことを

女のコにやったら、どうなると思いますか?


「キモいから死んでください」って言われますよ!

これにはさすがの美嘉ちゃんも、抗議をしました。


「彼女がいるくせに、私のこと、からかわないで!

彼女と屋上でキスしてたくせに! 彼女とお揃いの

クマのストラップつけてるくせに!」と。


すると、クマのストラップについては、美嘉ちゃんとの

思い出の品だから付けているんだと主張する金髪。

ここでビックリするような回想シーンが登場します。


高校に入って1か月ぐらい経ったある日の出来事。

美嘉ちゃんは、図書室で、空を見る仕掛け絵本に

夢中だったんですが、突然、誰かが床に落としていた

携帯が鳴り、その電話に出てあげることにしたんです。

その電話を落としていたのは、もちろん金髪で、

金髪は自分の携帯に電話をかけていたんですが・・・。


美嘉:「はい・・・。」

金髪:「誰?」

美嘉:「えっ? 美嘉。」

金髪:「・・・・・・。」

美嘉:「田原美嘉ですけど。」

金髪:「今、どこ?」

美嘉:「図書室。」

金髪:「あぁ、それ、俺の携帯。待ってて!」

美嘉:「はぁ、でも、私、もう帰んなきゃ」

金髪:「じゃあ、置いといて。盗まれない場所に。」

美嘉:「盗まれない場所?」

金髪:「オマエの一番好きな本の横!」


はい、ストーップ!!

おい、金髪、テメエ、コノヤロー!

どこまでバカな会話をすれば気が済むんだ?

見知らぬ女の一番好きな本の横に携帯を置かれても

探し出すのが難しいだろうが! それに、一番好きな本が

図書室の一番目立つところに置いてあったらどうすんだ?


すると、美嘉ちゃん。ここで完全に血迷い始めます。

電話では「帰らなきゃいけない」と言っていたのに、

携帯についていたクマのストラップの腕が切れかけて

いることに気づき、なんと、美嘉ちゃん、お裁縫を開始!


まったく誰の携帯電話だか分からないはずなのに、

思いっきり他人の携帯電話についているストラップを

修復し始めました。はい、絶対に余計なお世話です。


なのに、そんな様子を窓の外から眺めていた金髪。

他人のストラップを勝手に縫い始める痛い子なのに、

そんなところを見て、大好きになっちゃったようで、

それからというもの、金髪の頭の中では「俺の女」と

いうことになったようです。


120%キチガイ。


回想シーンが終わり、「というわけで」っていう感じで、

「オマエのことが、ずっと気になってたんだ」と言うと、

花壇に植えられていた花を引っこ抜き、美嘉ちゃんに

「誕生日プレゼント」と言って、差し出しました。


すると、美嘉ちゃん、映画版の「恋空」と同じように、

「お花がかわいそう」という理由で、金髪の告白を

断固お断りしました。(確かに、目の前で花壇の花なんか

引っこ抜かれた日にゃ、こんなリアクションになりますよ。)


「本当に私のことを好きだったら、そんな自分勝手な

行動をできるはずがない!」、「私はもっとちゃんとした

恋がしたかった」、「大切な大切なファーストキスは、

好きになった後に取っておきたかった」と泣きながら

訴える美嘉ちゃん。


大人しそうな女のコが、これだけ猛烈な勢いで

意見を述べるんですから、完全に脈がありませんよね。

すると、これに対して、金髪は、「そんな面倒臭いこと

してられっかよ」と、まさかの逆ギレ。美嘉ちゃんは

「最低!」と言って走り去ろうとしました。


すると、この期に及んで何を言うのかと思ったら、

金髪の野郎、まさかまさかの・・・。


「浴衣、似合うな。」


ウザすぎる! どんだけ余裕ぶちかますつもりでしょう?

美嘉ちゃん的には、こんなキモいヤツに、そんな言葉を

言われても、まったく嬉しくないと思うんですけど?


家に帰るなり、お誕生日パーティーの準備をしていた

家族を無視して、自分の部屋に閉じこもる美嘉ちゃん。


そりゃそうですよ。男のコと焼きそばを食べていたら、

いきなりわけのわからないヤツが焼きそばをふっ飛ばし、

男のコをぶん殴り、あげくに花壇の花を引っこ抜いて、

「はい、誕生日プレゼント」とか言ってくるわけですから。

そりゃ部屋に閉じこもりたい気分にもなるでしょう。


すると、心配したお姉ちゃんが、美嘉ちゃんの部屋に

「ちょっと入るよ~!」とか言いながらイン。今まで起こった

出来事をお姉ちゃんに話すと、お姉ちゃん、とんでもなく

的外れなアドバイスを始めました。


「よくわかんない人をさぁ、最低って決めつけるの?

その人のこと、ちゃんと知ろうとした? その人さぁ、

美嘉に初めて告白してくれた人でしょ? だったら、

その気持ちに『ありがとう』って言わなくちゃ。」


いやいや、姉ちゃん。本当に最低なヤツなんですって!

いきなり一緒に焼きそば食ってるだけの男をぶん殴り、

「こいつ、俺の!」とか言い出すような痛い男なんですよ?

そんなヤツのこと、知りたくもなくね?


なのに、美嘉ちゃんってば、どんだけ痛い子なのか

知りませんけれども、お姉ちゃんのアドバイスを聞いて、


元気になっちゃいました。


家族で楽しく「お誕生日パーティー」しちゃったりして。

さっきまでの低いテンションがウソのようでしたよ。


すると、誕生日パーティーが終わり、自分の部屋に戻り、

携帯を見てみたら、ぶん殴られた後、行方不明だった

タツヤくんから、たった一言のメールが!


「大丈夫か?」。


オマエが大丈夫かよ!

そうツッコまずにはいられないメールに対し、

美嘉ちゃんは「大丈夫だよ」とメールをしていました。

ヤベェ・・・。今日ぐらいには書き終わると思っていたのに、

「恋空」の激しさは、まだまだ終わりません。こりゃ明日も

お送りしなきゃいけませんね。よろしくお願いします。