ケータイ小説から始まり、300万人以上が涙したという

映画『恋空』に続き、200万人以上が涙したと大評判の

ケータイ小説『赤い糸』が、今年12月から、連ドラ化と

映画化されることになったそうです。


世の人々とはまったく違う意味で『恋空』にハマって以来、

この手の「スイーツ(笑)」系のケータイ小説が大好物な

僕なんですが、この『赤い糸』とやら、またしても・・・。


おもしろオーラを放ってます。


一応、『赤い糸』がどんなストーリーなのかを

知らない人のために、簡単に紹介しますと・・・。


少女の頃の初恋に破れた芽衣ちゃんという女のコが、

アツシという男と出会い、恋に落ちるんですが、ある日、

アツシは突然姿を消してしまい、その間に芽衣ちゃんには、

妊娠やドメスティック・バイオレンスといった、さまざまな

困難が襲いかかるのですが、芽衣ちゃんは健気に運命の

「赤い糸」を信じていて・・・。


こんな話だそうです。ほら、もう「チダイズム」的な感性を

お持ちの皆さんだったら、面白そうなニオイがプンプンしてて、

絶対に見逃すわけにはいかない雰囲気じゃないですか?


だって、この芽衣ちゃんって女のコ、何の前ぶれもなく

姿を消すような痛い男のことを、いつまでも思い続けた末に、

「赤い糸」だとかホザき出し、「ずっと好きだった」とかって

言ってる割に、暴力男と付き合って、チョメチョメしたあげく、

結果、妊娠ですよ?


困難というより、自業自得ですよね?


僕としては、ただの残念な女のコにしか見えないんですが、

こんなスイーティーな物語を、ドラマティックに泣かせる風の

連ドラ&映画に仕上げてしまうっていうんですから、

どんだけ壮大なスケールでコントを作るおつもりでしょう?


本当にありがとうございます。


8月からは『恋空』、12月からは『赤い糸』と、

「チダイズム」は、大盛り上がりでお届けしていきます。

楽しみにしてください。どうも、こんにちは。ちだいです。


最近は、何にでもクレームをつけたがる人がいるらしく、

先日、BPO(放送倫理・番組向上機構)に、ナベアツさんの

「3の倍数と3のつく数字の時にアホになる」という芸が、

障害者の方々や顔面神経麻痺の方々の気持ちを考えたら

笑うことが倫理的におかしいので、テレビで放送するのは

不適切だという「貴重なご意見」が寄せられ、テレビ的には

自粛の方向に向かうことになりそうなんだそうです。


この「3の倍数と3のつく数字の時にアホになる」というのは、

変な顔で笑わせてるんじゃなくて、その設定に面白さが

あると思うんですけど、世の中っていうのはお笑いの本質が

なかなか伝わらないもんだと思いました。誰が障害者を

バカにするためにネタをやっているっていうんでしょう?


もう、これからの時代はアレですね。

例えば、アイドルが「友達とプリクラを撮るんですけど、

変な顔して撮ってたりしてるんですよ」とか言い出したら、

今までは、「カワイイ女のコっていうのは、変な顔をしても

カワイイもんだなぁ」って思っていたわけなんですけど、

これからは「障害者に対して失礼だ!」とか思わなきゃ

いけないんですね、わかります。


「だっふんだ!」と言った後に、変な顔をしたら

障害者に失礼なので、ヨン様みたいなスマイルを

するべきなんですね、わかります。


ザブングルが「悔しいです!」と言った後は、

変な顔をしたら、障害者の方々に失礼なので、

モザイクをかけるべきなんですね、わかります。


どうせ、こんなクレームをつけている人は、「健常者も

障害者も平等であるべき」と言っているんだと思いますが、

こういう意味のわからないクレームをつけることによって、

障害者はどんどん『特別な人』になっていると思います。


こんな人に、お笑いの本質を見抜けというつもりは

さらさらありませんし、どうせ理解力のない人ですから、

見抜けるはずもないと思いますが、せめて障害者のために

何かしたいと思っているなら、自分がやっていることが、

果たして、どれだけ障害者のためになっているのかという

本質ぐらいは見抜いたらどうかと思います。


障害者の中には、手足を動かすことができなくて、

テレビぐらいしか楽しみがない人だっているだろうし、

その中には、ナベアツさんのネタで普通に笑っている人も

いるだろうに、まったく障害者をバカにしているつもりが

ないものに対して、何の被害妄想か知りませんけど、

やたらクレームをつけて、テレビをつまらなくしていく・・・。


これって、どうなんでしょうね?