「女のカワイイは、アテにするな!」。


これは、昔から男子たちの間で言われ続けている格言です。

女友達に「すっごくかわいい女のコを紹介してあげる」と言われ、

ワクワクして現場に行ったら、そこにいたのは、「もし、このコを

カワイイと言えるのなら、ナスをバナナと呼んでも問題ない」と

思えるような、残念な女のコだった・・・。一般的な男子なら、

このような体験は、一度や二度じゃないと思います。


僕も以前、ある女のコに、「すっごくカワイイ女のコがいるの。

性格もすっごくカワイイんだけど、存在が丸ごとかわいくて、

仕草とか見ていると、思わず抱きしめたくなっちゃうの!」と

限界までハードルを上げきられた末に、実際に会ってみたら、

「見事なまでに、朝青龍に激似」という悲劇を、2回ぐらい

体験したことがあります。


「抱きしめたくなる」じゃなくて、

「がっぷり四つしたくなる」の間違いだ!


確か、僕は2回とも、そう思ったような気がします。

なにしろ、いつ「親方、そろそろちゃんこの時間です!」って

言い出すんじゃないかと思って、ドキドキしちゃいましたから。


おそらく、男と女では、そもそも「かわいい」の基準が

全然違うんだと思います。どんなに仕草がかわいくても、

どんなにフリフリのピンク色の洋服を着ていたとしても、

一番的確な表現が「朝青龍」じゃ、男の価値観からすれば、

「かわいい」と言うのは詐欺に近い。


そういう時は、「見た目は朝青龍だけど、性格や仕草は

バツグンにカワイイんだよ!」と最初から言われた方が

そのコに対して、興味が沸くと思うんですよ。


基本的に、低いところから入った方が「いいところ」が

たくさん見つかりそうじゃないですか。逆にガッカリから

スタートした恋は、うまく行くとは思えませんよね。


だから、いくら「かわいい」と言われても、信用せずに、

紹介してくれる人の言葉から、本当に「かわいい」のか

どうかっていうのを見抜く必要がある!


そこで、今日の「チダイズム」は、「かわいい女のコを

紹介してあげる」と言われたものの、こんなふうに

言われた時は、かわいくない恐れが大いにある!

そんな「かわいくないフラグ」をご紹介したいと思います。



●「かわいいのに、3年も彼氏がいないらしくて・・・。」


これは、かわいくない確率が非常に高いキーワードです。

カワイイ女のコを、男たちが3年間も放っておくわけがない。

3年間もあれば、その間に10人以上からアプローチされても

おかしくないはずですが、それでも3年、彼氏がいない。

本当にカワイイんだとすれば、性格がよっぽど残念なのか、

それとも、年収3000万円以上の方じゃないと付き合えないと

言い出すような、注文の多い女のコだと思われます。



●「あんまり芸能人には似てないんだよね。」


芸能人と一言で言っても、さまざまなタイプの女性がいます。

見るからにかわいらしいアイドルタイプの女性もいれば、

クールビューティーな女優タイプの女性たちもいる。

なのに、似ている芸能人があんまりいないっていうのは、

それすなわち、芸能人と程遠いビジュアルであるという証明。

これもまた、かわいい可能性が低くなるキーワードです。



●「メイド服を着せたら、絶対に『萌え』だと思う。」


僕が朝青龍に激似の女のコと出会った時も、こんなことを

言われた気がします。何を根拠にそんなことを言ってるのか

知りませんが、カワイイ女のコは基本的にメイド服に限らず、

何を着てもカワイイんです。本当にかわいいんだとすれば、

「メイド服を着なくても、もとからカワイイ」が正解です。



●「ぽっちゃり系だよ。」


女性は、ルックスに甘いが、スタイルには厳しい生き物。

どんなにかわいくない女のコを「かわいい」と表現できても、

そんなにスタイルが良くない女のコを「スタイルが良い」と

絶賛することは、まずあり得ません。しかし、スタイルが

よくない場合に限っては、なぜかものすごくオブラートに

包むのが上手なため、「ぽっちゃり系」と言われた瞬間から、

「力士サイズ」を覚悟する必要があります。



●「絶対に二人はお似合いだと思うんだけどなぁ・・・。」


そもそも考えても見てください。僕がイケメンならともかく、

たいしてカッコよくない男に「お似合い」だという女ですよ?

「オマエは俺と付き合わないんだろ?」という状況の中、

「二人はお似合い」と言われた瞬間、まず、その紹介者より

カワイイ女のコが紹介される可能性は、ゼロに等しいです。

なんなら、これは僕たちのことを完全に上から目線で

見ている証拠とも言える発言ですからね。この後に朝青龍に

激似の女が現れた日にゃ、屈辱的な一日になるでしょう。



このシリーズ、まだまだ他にバリエーションがあるんですが、

好評なようなら、また次回も、お送りしたいと思います。


ちなみに、僕は無類の面白いこと好きであると同時に、

無類のかわいこちゃん好きですが、もし結婚をするなら、

ルックスはさておき、性格の良い女のコと結婚したいと

考えています。作る料理がおいしかったり、一緒にいて

楽しい方が、毎日を幸せに過ごせそうじゃないですか。

えっ? 作る料理が毎日「ちゃんこ」?


却下。