ピーターパンになりたくて 過ちを犯し続けた
退屈すぎた日々に 一人部屋で明かりを消して感じた
こんな夜は窓を開けて逃げ出したい
倒れたまま死んだふりでもう眠りたい
鐘の音が聞こえたなら
Dragon Ashの「Chime」です。
降谷建志(以下kj)もピーターパン症候群だったら、と言う仮定は非常に納得がいく。
そんなことよりも、何よりもただ単純に、カッコイイ。
Dragon Ashのハードコア調の曲は、kjのガナリ声とマッチして、
激しく、ムチャクチャカッコイイ。
Hip Hopのスタイルよりも、こっちの方が間違いなく私は好きです。
そんなDragon Ashの「ハードコア・ヴァージョン」と銘打たれた、
「The Day Dragged On」
を今回は書こうと思います。
Dragon Ashデビューミニアルバムです。
このアルバム、デビュー時にリリースしたミニアルバム2枚のうちの一つなんですが、
(もう一枚は、2ヵ月後に出た「Public Garden」というヒップホップ寄りのアルバムです)
Dragon Ashでダントツで一番好きなアルバムです。
全盛期のDragon Ashはヒップホップ寄りだったのですが、
このアルバムはどっちかというと、先述の通りハードコア寄りでして、
白い花の写真のジャケットとは裏腹に、かなりアツいアルバムです。
ハードコアの中でも、RIZEやデジロックになる前のTHE MAD CAPSULE MARKET
の感覚に近いと言えば分かり易いでしょうか。
ヘヴィーな音と、kjのガナリ声の絡みを爆音で聴くとかなりカッコよく、
最高にスカッとします。
正直、この方向へDragon Ash流れなかったのが非常に残念でたまらないぐらいです。
ヒップホップが嫌いでも、へヴィーロックが好きな人には
非常に満足できる一枚ではないでしょうか。
私のDragon Ashとの出会いはこの中の1曲、
「羊を数えても夜は終わらない」
です。
空に青い鳥を見たら
羊を数えても夜は終わらない
高校の頃に、TVでこの曲を聴いて、非常に印象に残った記憶があります。
当時、まだRIZEもデビューしていなく、
ミクスチャーやハードコア音楽をちゃんと聴いたことの無い私にとって、
この言葉の連射と激しくもノリのいいサビ、
へヴィーなバンド感は、余りに新鮮でした。
同時に、「天使ノロック」。
天使の歌が聞こえてくるでしょう
絡まりだした影も褪せていく
笑えないよ天使ノロックには
見えないはずの意味やウソなどない
同様に、言葉の連射と激しいサビ、へヴィーなバンド感。
高校時代にTV知ったのはこの2曲。正にこのサウンドにハマりました。
Dragon Ashの全盛期も過ぎた今、
実はDragon Ashの安くなった音源を買い漁っている私ですが、
そこまでヒップホップに興味の無い私が
ちゃんと聴いているアルバムは恐らくこれ1枚だけです。
リリースから11年経った今でも、
このアルバムを車で大音量で流して運転することがあります。
聴いたことの無い人は是非、一度聴いてみてはいかがでしょうか。
The Day Dragged On / Dragon Ash (97.02.21)
1.The Day Dragged On
2.Siva
3.天使ノロック
4.Chime
5.チェルノブイリに悲しい雨が降る
6.Realism
7.羊を数えても夜は終わらない
8.Fake×Life
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