先日テレビで、ある女優さんが、涙を流されているシーンに出逢いました

彼女はアメリカの帰国子女で、成人してから日本に帰国したとの事

母国でありながら日本を知らず、日本語もままならない状態の中で周囲からバカに

される事もしばしば・・・

一方生まれ育ったアメリカでも、常に外国人としての扱い

一体私はナニジンで、どこで暮らせばいいのだろう・・・?

こういったある種の「identity crisis」はよくある話で、

生徒さんの中にも、同じ様な思いをしてきた人を数多く見てきました

ニュアンスこそ少し違いますが、私はこの現象に

幼少期の自分を重ねていました

父の仕事の関係で、転校を余儀なくされた学生時代

私にとって「ハジメマシテ」と「サヨウナラ」は常にワンセットでした

「よそ者」として扱われる事を

周囲の言動や、独特の空気で常に感じながら

「自分とは一体何者か?」

「私はどこへ向かえばいいのだろう?」

そんな事を考えながら、日々を過ごしたものです

そんな私も大人になり、カナダのCollegeに通い、

外資系航空会社のCAとして、1年の3分の2を

アメリカで過ごす生活を送り始めました

そんな毎日の中で、いつしか自分の

国籍も、年齢も、性別も、

すべてを超えた上で

「私が私であること」の大切さ、重要性を学んでいった様に感じます

そして今になって思えば、この経験こそが、CAにとして欠かせない

資質を育む、大切な基盤作りの時期だった様に思うのです

新卒での就職活動の際、私は自己PRに

「ハートがあれば地球はどこでも温かい!!!」

をテーマに掲げ、自身の幼少期の経験を語りました

「この土地じゃなきゃ住めない 

こういう人とじゃなきゃ仲良くなれない

 そんな事を言っていたら、うちの家庭ではやっていけない!!」

私達姉妹は、常に母からそう教えられ育ちました

「住めば都」というのも、また母の口癖でした

時間は有限であると認識しているからこそ

限られた時間の中で、最大限に自分を表現し

その土地での時を、十二分に味わい尽くす

変化を受け入れ、違いを受け入れ、

人や物事の移り変わりに固執することなく

しかしながら、ひとつ一つの出逢いを大切にして・・・

新人CAとして乗務していた頃、私は仕事に不安を覚え

ある先輩にCAとして必要な資質を改めて尋ねました

その時、先輩がおっしゃった言葉は、私の

「これまで」を

「間違いではなかった」

と証明するのに、

あまりに十分すぎる言葉でした

「どこでも眠れること!!」

「何でも食べられること!!」

「誰とでも仲良くなれること!!」

この単純でいて、難しい、CAとしての大切な要素を

幼少期に身をもって学べた、私ならではの経験に

今、心から感謝しています

クラウドナインHP

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