先日、ある大学の先生と、お話しをする機会がありました
私が母校で行った「キャリア教育講演会」に話題が及んだ時の事
彼女はその実績を称え、私にこうおっしゃいました

「貴女の様な成功者が講演をなさると、
後輩の皆さんもさぞかしやる気になる事でしょうね!」

残念ながら、私は成功者ではないので(笑)、
先生から頂いたその言葉は身に余りすぎる ものでしたが、
私の心を惹きつけて止まなかったのは、
その「会話の冒頭」に先生が選ばれた、こんな言葉でした

「大変失礼ですが・・・・」

相手を褒める言葉の前になぜ

「失礼ですが・・・・・」???

そう不思議に思われる方も多いのではないでしょうか?

かくいう私も一瞬戸惑いを隠しきれませんでしたが
そこに込められた先生の深い想いをすぐに感じとる事が出来ました

彼女は続けました

「ここに至るまで、あなたがどれだけ苦労をされ、
努力をされて来たのか・・・ それをたった一言で、
成功者などと表現して申し訳ないですね・・・」

私は心の震えを抑える事が出来ませんでした

久々に魂を揺さぶられた・・・そんな瞬間・・・

その日は大学に新しく併設される
看護学部の「マナー研修」の打ち合わせでした

その研修を行うにあたって また、その講師を選ぶにあたり、
先生はある一つの譲れないこだわりをお持ちでした

「医療の分野におけるマナーは、就職活動のそれとは違う
例えばお辞儀一つとっても、角度は何度という決まりきった事が
重要なのではない

時にしゃがみ込んで、患者様と目線を合わせて会話する事が必要な時もある
その意味を理解して、実践できる講師を探している」のだと

そもそも、人が人に,
マナーなんて教えられるものなのだろうか?

これは長年私を悩ませて来た永遠のテーマです

エアラインスクールでは、主にどんな事を教えているのかという話になった時
多くの方はすぐに・・・

「マナーでしょ?」
「お行儀とか、礼儀作法?」

とおっしゃいます

正直、そこに込められた薄っぺらさに
嫌気がさすこともしばしばです

しかしその先生との出逢いで
私は今,
ようやく霧が晴れた様な清々しい想いで一杯です

「人や物事の背景に、想いを馳せる事」

私の中でそんな風に定義づけた真のマナーを
これからも多くの生徒さんに伝えて行きたい・・・
そんな風に考えています


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