テレビをつけると、どこもかしこも
アイススケートの羽生結弦選手の話題で、もちきりですね
練習中に起こった、アクシデントをものともせず、強行出場!
包帯を巻いた姿は痛々しく、しかしながら、オリンピック金メダリストの
底力を見せての今回の銀メダル!!

日本中がその勇姿に涙した・・・と言っても過言ではありません!
ところが、対する海外メディアの反応はいかがでしょうか?

「怖い」
「恐ろしい」
「恐怖」
こんな見出しが誌面を飾り、どうやら称賛のみというわけには
いかないようです

それもそのはず、この反応を受けて、
私は自身の航空会社時代の事を思い出していました

フライト中、極度の揺れから、
あやまって自身のおでこにペンが突き刺さって
しまったクルーがいました

アメリカ人の彼女は、痛みと恐怖から取り乱し、
仕事中にも関わらず
「もう辞める!!」と
泣き喚く始末・・・

しかし驚いたのは、それに対して、
リードフライトアテンダント(日系でいうチーフパーサー)が
咎めるわけでもなく、むしろクルー全員が好意的であったという事

ケガで辛いのは分かる
でもあくまで今は仕事中 
それを我慢して最後までやり遂げることこそがプロだと考えていた私は、
この一件を、ただ呆然と見守るしかありませんでした

海外では(殊に欧米では)何より自分が一番大切!!
自身の心身の健康があって
初めて、お客様に良いサービスが提供できる、そう考えるのが通常でしょう

羽生選手にあてはめるなら、万全の状態でこそ、
初めていい演技が出来る
ひいてはそれが観客(ファンの方々)の為にもなるという考え方でしょうか?

先日新しく入学された生徒さん
改めて「何故CAに憧れるか?」という話になった際
彼女はその理由を
「美しいから」と表現されました

彼女曰く
お一人おひとり求められることが違うお客様に決め細やかに対応し、
又多くのクレームや
厳しさを乗り越えたことすら表面では決してお客様に悟らせない
そんなプロ意識こそが「美しい」という言葉で表現できるのだ、と

私はこの考えこそが、正に我々日本人の「美」の共通認識だと感じました

苦難・困難を乗り越えて何かを達成する・・・その姿勢を美徳と捉える
かつて視聴率50パーセントを記録したテレビ番組「おしん」が
その象徴であった様に・・・

何が正解かはわかりません
いずれにせよ、いかなる場合であっても
その両方の視点を持つという事が
より大切と言えるでしょう

クラウドナインHP
http://www.cloud-nine-airline.com/