最近、キャリアカウンセラーの友人から伺った話
何でも彼女が勤務する大学の学生さんが
某企業の最終面接で・・・


「コミュニケーション能力がない!!」
「メンタルが弱い!!」

と面接官からメッタ斬りにされたとか・・・


そもそも、これから社会に出ようと、頑張っている学生に対し
面と向かって「コミュニケーション能力がない!!」
そう、言い切れる方のコミュニケーション能力とは
果たしていかがなものか?と
私は何だか哀しい気持ちになってしまいました

事実、この・・・
「コミュニケーション能力」という言葉に押しつぶされそう・・・

そう感じる就活生も、近年少なくないのではないでしょうか?


真面目な学生ほど正解がわからずに悩み、
自分は駄目な人間だと落ち込む・・・
まるで人格を否定された様にすら感じてしまうのも無理はないでしょう


経団連が毎回実施している「新卒採用に関するアンケート調査」によると
第1位は10年連続で「コミュニケーション能力」となっています
(続いて「主体性」「チャレンジ精神」「協調性」「誠実性」)


就職活動の時期になると、きまって各企業は「求める人材像」を打ち出します
もちろん、業界や職種によって、その基準も様々とはいえ
よくよく見ていくと、ここにも一つの「流行」がある様に思います


そんな中、最近やたらと目や耳にする言葉

それは・・・

「多様性」


多様な価値観 多様な人間関係 多様な文化・・・・


島国という歴史的背景を持つ日本では、欧米では当たり前ともとれる
この考えが根付くことが、あまりに遅く、又難しい・・・
そう考えるのは私だけでしょうか?


コミュニケーション能力を磨く方法はいくつもあると言われています
しかし私は・・・


「異文化に身を置く」事
すなわち、単一民族国家=日本から抜け出す事こそが
エアライン業界を目指す方なら、特に重要なことではないかと
個人的に考えています


とある大学で「講演」をさせて頂いた時の事
その大学では、学生の多くがエアライン業界を目指すことで知られています

冒頭で、私はおもむろに学生達に問いかけました


「この中でキャビンアテンダント、グランドスタッフを目指している方~?」

反応は予想外、いやある意味予想通り・・・?
手を挙げる学生は一人もいませんでした


これが日本なんだな~と改めて思う瞬間(笑)


後のアンケートでわかったのは、その場にいたほぼ9割の学生が
エアライン業界を志望していたという事実

自分の意思をあらわにすることが、周囲との調和を乱し
誤解や顰蹙をも買いかねない・・・これが日本社会とするならば
アメリカならどうだろう・・・
皆目を輝かせながら、こぞって手を挙げることでしょうね!!



世界には日本の様に「あうん」の呼吸を大切にする「ハイコンテクスト文化」
の国々と、社会常識や価値観がバラバラで「言わなきゃ伝わらない!」という
「ローコンテクスト文化」の国々があります

いわゆる「グローバル」を目指すなら、
間違いなく「ローコンテクスト文化」の
人々の話し方を真似たい!!・・・ところですが、
ここが又難しいところ・・・


業界や企業によっては、こうしたグローバルコミュニケーションスキルに長けた学生を
面接で落とす時の理由として


「会社の調和を乱す、自己主張の強そうだから・・・・」


国際的に通用する人材が必要と謳いながら、
同時に昔ながらの日本型スキルを求めているという矛盾が
ここにも存在するわけですね


エアライン業界にも同じことが言えます
グローバルな感覚はもちろんの事、同時に、日本人的協調性が求められる


日系のCA(GS)を目指すか、外資のCA(GS)を目指すかによって
この矛盾に満ちた「コミュニケーション能力」を・・・・
「演じる」


その位のずる賢さ?も、就活という、ある種「理不尽な舞台」において
実は最も必要な能力かも知れない・・・
そんな事を感じる、ここ最近の私です


クラウドナインHP
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