突然だが私はひどい猫舌の様だ
某コーヒーショップに代表される紙のカップに入った熱い飲み物を
小さな飲み口から飲むなんて、とてもじゃないが恐ろしくてできない
そんなわけで蓋を外して飲む事が私の秘かな習慣となっていた
しかしそんな姿を見た人はあっけにとられ、決まってこう口を揃える
「何でまた蓋を開けちゃうんですか?」
そんなやりとりが当たり前となっていた今日この頃、私の心を震わすこんな出来事があった
ある時いつも通り私が蓋を開けて飲み物を口にしようとした
当然の事ながら相手は、そんな私の姿を見て不思議に思うだろう、そう先読みした私は自らこう言った
「変でしょ?私こうしないと飲めないんです」
すると彼はすかさずこう答えた
「じゃ、僕も」
彼が黙って蓋を外したのは言うまでもない
マナーとは身につけた分だけその人の付加価値が増すと言われている
ただ、それが単に自身が「恥をかかない為のマナー」ではなく相手に対して
「恥をかかせない為のマナー」であるということ
その根底にあるのは「相手を想う気持ち」
彼の行動は私に真のマナーとは何かを教えてくれた
クラウドナインHP