就職活動を始めるにあたり、避けて通れないもの
とくると、「自己分析」と共に必ず出てくるのは「企業研究」だろう
己(自分)を知った上で、相手(企業)を知る
そうして初めて自分にも相手にもマッチングした進路選択ができるのではないだろうか

例えばJALのCAを目指しているとする
その際、1、何故航空業界か 2、何故JALか 3、何故JALのCAか 
この3つの視点から分析してみる事が重要なポイントとなる
そう、単に志望する企業を調べるだけに留まらず、同時に「業界研究」「職種研究」を行う事で、志望動機も又説得力が増すというものだ

さて、先日、大手百貨店の外商を長年に渡り担当されていた男性の講演を聞きに行った
その中でのある印象的な言葉に、私は心を奪われた

それは「お金持ちより、人持ちになろう!」というもの

「人持ち」すなわち、人とのネットワークや繋がりを大切にする事、それは決してお金では買えないかけがえのないものだ、と

彼はとにもかくにも、現場の方の話を聞く事を大切にしてきた
例えば食品ひとつとってみても、店頭にはすでに加工された美しいものだけが並ぶ
それを単に販売するだけでは何の意味もない
その裏に秘められた生産者の汗・苦労・熱い想いを知ってこそ、本当の意味で販売にも熱が入り、その熱意こそお客様に伝わるというのだ

又彼はこうもおっしゃっていた
「インターネットは見ない 皆が知っている情報を知っても意味がない」と

実際に目で、耳で、確かめてこそ!という姿勢は、自宅でパソコンの前に座りさえすればどんな情報でも手に入るというネット社会への痛烈な風刺とも捉えられ、私自身実は(溢れる情報に)踊らされているだけの日常に恥ずかしさすら覚えた



航空業界を目指す学生にとっても、今の時代、企業研究は簡単に出来る
それこそ、そこかしこに情報が溢れ、一歩も外へ出なくとも、いくらでも欲しいものは手に入る、そんな時代だ

でもその情報とは果たして本当なのだろうか?
そしてそれは隣の誰かも、知らない誰かも、皆が知っているものだとしたら、一体どれほどの意味、価値があるというのか・・・

「どうしてもJALに入社したいのです!!」

そう言いながら、一度もJALの飛行機を利用した事のない人がどれほど多い事か!!

「海外が好きで、人が好きで」と訴えながら、外国へ行った事のない人、接客業のアルバイトすらした事のない人もいる

活きた情報を手に入れるには、まず自らが動くという事 行動に移すという事
実際にそれに(その職業に)携わる人のお話しを直接伺いに行くという事


そうして初めて独自の情報が手に入り、独自の言葉で語る事が出来るはずだ

情報社会、今見直すべきは、そんなこと
企業研究のあり方を通して、自身のありかたも見直せた、そんな貴重なひとときだった