キャビンアテンダントやグランドスタッフの受験というと、まず皆さんが最初に気にされるのが英語力

その次に身長を初めとする身体条件や容姿等の問題があげられる

しかし、意外と誰も口にしないのが「接客適性」ではないだろうか?

実はこれこそが最も重要、かつ一朝一夕には身に付かないものだと私は考える

今回のブログのタイトルに敢えて(接客適性を)「育てよう」としたのは、時間をかけてじっくり「育てて」行く必要があるからだ

今回はその一つとして「スポットカンバセ―ション」の能力について触れてみたい

皆さんは見ず知らずの人と何気ない会話からコミュニケーションを深める事が得意だろうか?
飛行機で偶然となりあわせた方と、エレベーターの中で、はたまた見ず知らずの外国人と

又「美味しかった」「嬉しかった」「楽しかった」「ありがとう」というプラスの感情を
初めての場所で初対面の相手に素直に表現する事が出来るだろうか?

そうした何気ない会話からコミュニケーションを深めていく事を「スポットカンバセ―ション」と言い、殊にキャビンアテンダントにおいては必要とされる能力の一つだ

短いフライトの中で、又狭い機内で、お客様の大事なご旅行の一場面を創るのはキャビンアテンダントと言っても過言ではない

先日放送されたドラマ「チープフライト」ではLCCの現状、これからの航空業界が浮き彫りにされていたが、その中には考えさせられる場面も多々あった

例えば、徹底的なコストカットの為サービスが簡略化される中、機内でのドリンクやブランケットも有料であるという現実

有料でサービスを得る等と言うと従来の航空会社のイメージに照らし合わせてみてもマイナスな要素のみが全面に出るが、こんな時こそ、CAのスポットカンバセ―ションの能力が試されていると感じた

「ブランケットまで有料なの?」というお客様に対して、「彼女へのお土産にいかがですか?航空会社のノベルティはネットオークションでも高く値がつくんですよ」とユーモアで返すCA

ドラマなのであくまで誇張されてはいるものの、制約の中ですべき事は、従来の様な「申し訳ございません」という通り一遍の謝罪ではなく、こうした気の利いた会話なのかも知れない

以前、どんな会話にもすかさず入ってこられる学生がいた

政治・経済・芸能・スポーツ 性別年齢関係なく、彼は臆せずどのシーンでも楽しんでいる

私はたずねた 「どうして誰とでも会話が出来るの?」

彼は答えた「どんな分野にも精通していたいんです 出来るだけ沢山の人と仲良くなりたいから!」

なるほどコミュニケーションの基本は、何より「人が好き」であるという事かも知れない

そしてその先に、真のコミュニケーションは生まれる