講師業を長くしていると、私の周りは常に10代後半から20代前半の女の子ばかり
その瑞々しい感性に日々触れるにつれ、何より私自身、心洗われる瞬間に数多く出逢える事にいつも心より感謝しています

ある日の授業のこと
あれは確かHRの時間だったかな?
長い就職活動で疲れ切った表情の学生たちに、私はこんな質問を投げかけてみました

「みんなの10年後ってどうなっていると思う?ちょっと想像してみようよ」と

エントリーシートの締切や面接対策、検定の合格を目指しての勉強と
学生たちは目先の事に追われて、その先にある未来に目を向ける時間すらない
でも10年後の自分を想像してみたらどんな感じだろう?
すると、煮詰まった表情の学生たちの目は途端に輝き始めた
何だか私までワクワクしてきた♪

「30歳か~ どんな大人になっているかな 憧れの職業につけているかな?」
「結婚して子供がいるかな」 
「海外に住んでいたいな」「私は絶対国際結婚!!」
みんなの口からいろいろな意見が自由に飛び出す

すると、ある一人の学生がゆっくりと、でも確実にこんな事を言ったのです

「私、先生みたいに、何かを”伝える”仕事をしたいんです!」と

何かを「伝える」仕事・・・

何て素敵な表現なんだろう・・・私は一瞬言葉を失った

この仕事をしていると、よく「教える」という言葉を耳にする 
講師という職業だからこの言葉がつきまとうのは当然だろう
でも正直私自身、この言葉、どうも自分にしっくりこないのです
誤解を恐れずに言えば、私は学生たちに「教える」事なんて何もないし、残念ながらそんなに偉くもないです(笑)
ただ、伝えたいこと、伝える事は抱えきれないほど持っています
それを大切に大切に一つずつ 一歩ずつ・・・

私にとっての教育とは「共育」 日々愛して止まない学生たちと一緒に私自身も成長できたら・・そう思っています
それを彼女が感じてくれていたなら・・・こんな幸せって他にあるでしょうか?

その後彼女は成田空港でGSとして勤務をした後、フロリダのディズニーワールドに転職しました
今日も多くのお客様に、全身全霊で多くの事を”伝えて”いるのでしょうね☆