長年講師として勤務させて頂いていた専門学校には抱えきれないほどの楽しい思い出が沢山!!
と同時に、辛く厳しい事も多くあったのが事実です
人生には必ず「こんなはずじゃなかった」がつきもの
それは仕事においても言える事で、特にそれが憧れの職業であればあるほど、その期待の大きさとのギャップに、時として悩み苦しんだりもする

私が当初描いていた理想の先生ライフとは・・
何と言っても学生の「学ぶ喜びに輝く瞳」だ(笑)
でもいざ蓋を開けてみたら・・・
いや~甘くない!!
そう私が悟るのに、長く時間はかかりませんでした

どんな仕事でもそうですが、表に見えている恰好いい姿はほんの一部であって、その裏には想像も出来ない様な事が沢山潜んでいる
業務量の多さ、度重なるモンスターさんたちからのクレーム(笑)授業以外のその他諸々の仕事
勤務して約半年たった頃、私の耳は突然聞こえなくなった
そう極度のストレスから来る突発性難聴である
そんな毎日の中で、何度も辞めようと思った
大好きで始めた仕事なのに、心も身体ももうボロボロだ

「もう辞めたいんです」
ある日涙ながらに私は校長先生に訴えた
実はこの校長、とにかく天然で有名なお方である(失礼)
そんなわけで学生からも先生からも大人気な方なのですが、その時の彼の私への励ましが未だに忘れられない・・・

涙を浮かべシリアスな面もちの私に彼はいきなり一言
「伊藤先生はな、皆にとって551やねん!」
「え?」
一瞬意味が全く分からなかった
すると彼は突然ありったけの大声で
「伊藤先生がおるとき~~~!!!!!」
「おらんとき~~~~!!!」
とジェスチャーを交えながら叫んだのです
こ、この場に及んで、何という励まし方・・・・(笑)
それに私って豚まんって事・・・?
私の涙はあまりの驚きですっかり止まってしまい、大爆笑へと変わったのでした

今でも豚まんを食べるたびに思い出す
優しさとユーモアにあふれた校長先生と若くて未熟で、でも一生懸命だった自分
そして何より私自身、いつまでもみんなにとってなくてはならない豚まんの様な存在でありたいと思う