「普段からサービスに敏感になりましょう!」とは私が常日頃から口を酸っぱくして言っていることです
もちろん将来サービス業を目指す学生にとって、それは当然の事なのですが、何より書類や面接試験においても、サービスに関しての質問は相変わらず多く、いやむしろその難易度はどんどん増して行っている様に思います
学生にエラそうな事を言う以上、又単なる職業病からか、私も普段から必要以上にサービスに敏感な様です
どこへ行っても何をしても接客して下さる方の立ち居振る舞いや態度、行動に目が行ってしまうかなり嫌なお客といえるでしょう(笑)

さて、そんな私が接客を受ける際、無意識のうちに意識してしまっているのが、言葉の言い回し=表現でしょうか?

マニュアル通りの言葉ではなく、その人ならではの配慮や人間性が垣間見える、そんな素敵な表現に出逢えた時、又この方に接客して頂きたい、そう感じるのと同時に私の中にあるボキャブラリーの引き出しに(その表現を)そっと仕舞わせて頂きます

ある日、私は自宅近くのクリーニング屋さんに服を取りに出かけました
接客をして下さったのはおそらくパートの主婦の方でしょうか?
すっかり仕上がった服を丁寧に袋に詰めながら、彼女は大きなボタンが沢山ついた私のワンピースについて、特別に説明をし始めました

よく見ると、そのボタンが何故か一つ一つ丁寧に銀紙でくるまれている
実はこれ、ボタンに傷がつかないよう、カバーをしながら特別な洗い方をして下さったとの事、
でも問題はそれをお店側が私に説明なく行ったという事、そしてその分だけ料金が300円増しだという事です

これは一つ間違えばクレームにも発展しかねない事です
私がもしクレーマーなら(笑)、「そんな事は頼んでいない 300円なんて余分に払わない!!」
そう言いかねないでしょう
一瞬私も予想もしなかった事に驚きこそしたものの、その後に続く彼女の言葉の美しさに聞き入ってしまいました

彼女は一通り説明し終えた後、最後にこう付け加えたのです

「300円分、大切に扱わせていただきました」と

とかくお金の事になると、人はデリケートになりがちです
そんな時、うわべの謝罪や、マニュアル通りの言葉ではなく、心からの想いを言葉を通して表現できたなら・・・

その為にはまず自身の感性を磨く事が何より大切
何をどう観てどう感じ、どう言葉として、文字として、又態度として表していくのか・・・

目に映るもの全てにアンテナを張り巡らせながら、今日も心柔らかに・・・