カナダ留学時代、最初の三か月間は語学スクールに通っていた
後に現地校であるCollegeに進学する為、基本的な語学力とカナダ(バンクーバー)文化に慣れ、一人でも生活して行ける様になるためである
思えばこの三か月の間に私は語学以上のものを数えきれない程学んだ様に思う

留学する前、父からこう言われた
「日本は人の足を引っ張る文化 外国は(この場合はカナダ)人の夢を応援する文化」だと
日本人が人の足を引っ張るというと、やや大袈裟かもしれないが、少なからずや何事においても
「否定」から入るという点は否めない

学校教育一つとってみても、カナダと日本では明らかに違う
日本では授業中、答えがわかって初めて手を挙げて発言する事が出来る
でもカナダでは、あっていようと間違っていようと「発言する=Tryすること」に意義があり、その姿勢こそが高く評価されるのである(逆に黙っていると存在を認めてもらえません)

肯定という環境のもとに、人はこんなにも堂々と自分の考えを披露できる様になるのか・・
私の心は解き放たれ、これまでの頑なな自分がリセットされて行くのを感じていた

ある日先生は授業中私に聞いた
「ちあきは何故カナダに来たの?」
私は一瞬ためらいながら答えた
「CAになりたいからです」
すると先生は教室中に響く声でこうおっしゃった
「うわあ!素敵!!ちあきはCAになりたいんだって!!みんな将来ちあきの飛行機に乗ろうよ!」
これが父の言っていた事か・・・

実は当時の私の年齢は24歳 外資系ならまだしも日系の航空会社を受験するにはもう手遅れなお年頃(笑)
おまけにその年齢で留学するなんて・・・!!
カナダへ行く前周りから散々なご意見・アドバイスを頂き(笑)私は正直うんざりしていた
何故日本では学校を卒業したらこう、その次はこう・・・こうあるべきだ と勝手に道が決められているのか 100人いたら100通りの生き方、人生があるはずなのに・・・
周囲の雑音を自らの心を駆り立てるBGMに変え私は腹をくくって(笑)留学生活を送っていた

ところで話を肝心な語学力の向上に戻そう
日本では会話よりも文法が重視され、どこそこの学校に入学するための机上の勉強ばかり 又その根本に否定の文化があるから、間違うや否やダメだしが来る
これでは日本人の外国語コンプレックスはいつまでたっても直らないのではないか
そんな時尊敬する担任の先生が英語を身につけるために必要なポイントは3つあるとおっしゃった

■Keep smiling(いつも笑顔で!)
■Don’t hesitate(ためらわないで!)
■Open your heart(心を開いて!)


この3つのポイント 恐らく日本で英語を学んでいて先生から聞けるだろうか?
単語はこうやって覚えなさい 文法はどうとかそんな事は実はどうでもいいのである

大切なのはハートの問題 精神のあり方なのだ
何て素敵なアドバイスなんだろう!!!その時はただただ心が震えるほど感動して先生の言葉を書き留めていた私

あれから15年の歳月が流れ、今私はふと考える
この3つのポイント 実は語学力向上にはもちろん、人生においても大いに当てはまる事なのではないか、と

いつも笑顔で、ためらう事なく、誰に対しても心を開いていけば・・・・
世界はもっと近くなる、夢はきっと手に入る!!!