語学に特化した専門学校だからだろうか?
学生達は皆英語が大好き、海外が大好き、ついでに外国人も大好き(笑)
ましてやエアラインコースの学生ともなると、その熱は果てしない
入学して間もなく皆が必ず言うこと それは・・・

「どうしたら英語が話せる様になりますか?」
「英語がペラペラになりたいんです!」

そして、そんな彼女達に必ず私が言う事 それは・・・

「その前にまず、日本語を正しく話せる様になろうね!」

意外な答えなのだろうか?学生達は皆ポカーンとした表情をしている

サービス業界、殊にエアライン業界では「言葉遣い」はかなり重要な要素を占める
それに加え、「声」も大切なポイント 何故ならCA/GSには欠かせない「アナウンス」業務があるからだ
よって面接では、話す内容や話し方以外にも「マイクに乗る声かどうか」という事もチェックされているのである

お決まりの第一印象を作る5つのポイントに・・・
「挨拶・表情(笑顔)・立ち居振る舞い・声(言葉遣い)・身だしなみ」というものがある
その中で、一朝一夕では身に付かないものと言えば、やはり「言葉遣い」だろう
これは面接の時だけきちんとしていればいい!という単純なものではなく、普段から相当意識し努力しなくては・・・!!!

そんなわけで、私の授業では自然に英語より日本語に力がはいってしまう
授業中教科書を読む際には必ず一人ひとりをあてて声に出して読んでもらう
その際に逐一発音をチェック ついでに休み時間の学生同士の会話もしっかりチェック
又ビデオ撮りを繰り返し、VTRを見ながらセルフチェックすることで、どこをどう矯正して行くかをフィードバック
学生には随分面倒臭い先生にうつっている事だろう(笑)

でも私はだからこそ自信を持って言える!!私の教え子達の言葉遣いやマナーは完璧である、と
入学当時やんちゃだった女の子達が卒業時にはこんなにも美しいレディーに成長するなんて!
それを見るのが楽しくて嬉しくて、この仕事がやめられない位だ

さて、話をノースウエスト航空の訓練にうつそう
航空会社の訓練についてはまた順を追ってブログで紹介するつもりだが、その訓練の中にはある欠かせないものがある
それがいわゆる「アナウンス訓練」だ
そこで私はある面白い光景を目の当たりにした

当時のノースウエスト航空はベースが、成田・関空・福岡・名古屋の4つ
それぞれが一同に成田に集まり訓練を受けることになる
その際、アナウンス訓練でいつも最後まで残され教官から猛特訓を受けるのが、何を隠そう「関空ベース」(笑)
やはり関西弁というのは相当あくが強いらしく、ある意味耳障りだからだ(笑)
訓練が終わると必ず「関空ベースの人残って下さい!!」とのお声が・・・
そこで始まる永遠に続くかの様な発音矯正・・・(笑)

私は方言というものが大好きだ その地方独特の味があり個性が感じられる
でも就職試験においてはいわゆる「共通語」を話せた方が断然お得であると感じる

ちなみに私は関西在住だが、育ったのは東京 両親ともに関西出身ではなく子供の頃から関西弁に囲まれて生活した記憶がない 誤解を恐れずに言えば、正直その事に今とても感謝している 何故なら、関西弁を共通語に矯正することが、英語を身につけるよりよっぽど難しい事を学生達を見て知ったからだ(笑)

とは言え、何事においても大切なのは、やはりそこに「心」があるかどうか・・・
私が「言葉使い」ではなく「言葉遣い」という表現を使ったのも、言葉を単なる道具として扱う「使い」ではなく、心を届ける「遣い」として捉え意識したいからこそ
そんな「想い」を大切にする事が、自然に美しい言葉選びに通じる、そう願って・・・☆