楽器の演奏技術を習得するためには、質のよい練習が欠かせません。そう、一にも練習二にも練習、三四も練習で五も練習デス。
でもね、ただやみくもに回数だけ~時間長く~ピアノに向かうだけが練習ではないですよね。
私の教室ではピアノと歌を教えていますが、なにも弾くばかり&歌うだけが練習ではありません。
何事も基礎が大事。演奏するために必要なのはリズム感、拍感、音感、読譜力、指番号把握、曲を理解するための想像力、分析力、そして根気です。
こうして必須項目を挙げるとゲンナリしちゃうかもですが、少しずつ身に着けていきましょう。
さらにはそれらを意識しながら、若いうちに学ぶことができるってとっても重要です。
ピアノを習うのだから、歌を習うのだから、演奏する時間を一番長く取らなければ上達しない…と思いこまなく良いのです。と言うか、習い始めは特にリズムとソルフェージュ、音価や拍子の理解など基礎力をつけるための時間を重視する必要があると思います。ただピアノに触れて弾くばかりがその生徒さんの成長を促すものではないと感じるからです。
ですので、私は初心者の生徒さんには特にですが…レッスンの半分はリズム&ソルフェージュや、音の並び&高低の理解を深めるやり取り(音の階段使用)、指番号トレーニング、音価や易しい楽典などの学びに時間を費やします。そしてその後にピアノの指導をします。
以下、レッスンで活用している教具の一部を載せますね。
理解の手助けに教具を活用
おうちでの宿題も、座学&ピアノの練習両方出します。やる項目は多いけれど少しずつです。
レッスン回数を重ねるごとにだんだんピアノの時間を増やしていきますが、座学も欠かしません。
(本来は、ソルフェージュの先生はピアノの先生とは別にレッスン受けていましたけれど、ね。今の子は忙しいのでうちの教室ではどちらも教えることにしています)
そうして、レッスンでおうちで基礎力とピアノの演奏両方の実力をコツコツと積み重ねていくと、読譜で大きく躓くこともなく、指番号に慣れるのも早く、リズム感も音感も育まれていき、自分の頭で考えてピアノを弾く力がつきます。
一見遠回りのように見えますが、最初にピアノを弾く以前のこうした”基礎力”を丁寧に育てていくことで、結局はピアノを演奏する力につながるんですね。
一方、自分で考えて自分で練習するコツも根気よく伝えていきます。そうすると、自分で自分の管理をしながら練習を積み重ねていく習慣ができてきます。
…こうして書き連ねていると、万事スルッとうまくいくようですが、もちろん筋書き通りにいくはずはありません(笑)。
人間は生ものですし、気持ちも忙しく変わりますから。
でも、”ピアノを弾けるようになりたい”、”上手に歌えるようになりたい”…という生徒さんたちの熱意を持ち続けつつ、練習の意味を理解するまで、指導者としてはあきらめずしつこく(♡)働きかけるのみです。
イレギュラーは常に起こるもの。でもそれも含めてのレッスンです。人生と同じかもしれませんね。いろいろ込み込みでそれでも諦めずに努力した先に、成長があると思います。少しずつ少しずつ…ね。
そうして大きくなった生徒には、技術的な更なる課題とともに、感受性を高めるためのおススメもします。
良い演奏に触れる機会を増やすように、ね。リサイタルやコンサートを紹介したり、素敵な演奏動画をシェアしたり。また、音楽ばかりではなく美術館のおススメもします。私自身が美しいと感じたもの、行って楽しかった場所もよく話します。
人それぞれの持つ世界観を広げていくことは、その人の演奏も変化していくことにつながると思うから。
いくつになっても、変化を感じられるって素敵♪。
良い変化につながるきっかけを提案できたら、指導者としてこんなにうれしいことはありません。
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