心の支え

この数か月、私たちは見えない脅威と闘って来ました。

静かに見えるけれど、落ち着かない日々を過ごしています。

極力冷静に、心をフラットにして、いつも以上に前向きに行こうと意識しています。

しかし、いまだ安心できる時期に来たとは感じられず、生徒さんとのレッスンは文通レッスンが主体です。

文通レッスンとは、生徒さん側で課題曲が出来上がったら、LINEで演奏動画を送ってもらい、私からのアドバイスを動画で返すというものです。いつでも良し。時間を問わず、リズムとソルフェージュの課題だけでもワークブックの課題だけでも（これは写メですね）OK。ピアノの課題の方は出来上がった状態でも、まだ片手ずつの段階でも良し。自分ひとりで練習していると、これでいいのか迷ったり弾き方や表現の仕方でわからない点がでてきますよね。ですから、そういう練習途中の段階の動画でもいいし、先生質問です！って動画で私に語り掛けてもいい。

また、数日ごとに私から「先生の勝手に動画配信！」と称して、小さな生徒さん向けに童謡を弾き歌いした動画を送ったり、ピアノの名曲を大きい生徒さん用に送ったり、ピアノの可愛いぬりえを送ったりしています。

・・・そんな風に、昔懐かし昭和の時代の”文通”のように、動画というお手紙を贈りあっているレッスンです。

「先生の演奏に合わせて、家族全員で歌いました！」「楽しかった～」「先生のピアノ演奏、親の私が癒されました♡」・・・などなど、感想もいただき、嬉しいの連鎖です♪

そしてさらに嬉しいことに、みんなこの引きこもり生活の中で、ピアノがグングン上手になっています。そして、当然ですが動画もたくさん送られてきます。いいねぇ♡先生は、みんながこの不安定な生活の中でも一所懸命希望に向かって努力している姿が見られて幸せです。

そう、希望を失わないこと。先行きが不透明な今、大人も子供もみなそこが大事かなと思います。

しかし、いつまでも文通レッスンというわけにも行きません。なぜなら私は文通レッスンを無料で引き受けたからです。

専門職、私たちは演奏技術の取得をし、専門的に指導する者たちです。

もちろん、お家で籠っているのは子どもたちには酷だよなと心配する気持ちから、”しばらくは無料で文通レッスン承ります”と打ち出しましたが、コロナ騒動は未だ収束のめども立たず私たちも本来は仕事としてできるはずのことができません。対面レッスンはもちろん、本来は文通レッスンだってこれは立派なお仕事です。

ということで、生徒さんたちにご連絡をし、文通レッスンからここ数か月温めてきたオンラインレッスンに切り替える旨、お知らせさせていただきました。でも正確には「文通レッスンとオンラインのまぜこぜレッスン」になります。

オンラインなど、機械を通した音でやり取りすることは私たちには専門外です。生音でかつ対面レッスンが一番だと、そしてそれは当たり前だと信じて疑わないからです。もちろん今もそれは変わりません。が、この状況の中で、生徒さんのモチベーションを保つには、そして万全な形ではないにせよ対面に近いレッスンを行うことで、生徒さんの達成感や喜びを増やすお手伝いができるなら、オンラインも選択肢の一つとしてありだと思いいたりました。今私にできる精一杯を生徒さんたちにご提案＆ご提供したいのです。

私が使うアプリは、zoomです。ホストである私は第一カメラ（PC）と第二カメラ（iPhone）を使って指導をするつもりなのでiVCamというアプリもDLして、同時に使用します。iPadも補助的に。もちろん、機械オンチですから（笑）指導者仲間と一緒に学びました。完全に使いこなせるとは限らないけれど、試行錯誤しながら、私と生徒さんの双方に取ってベターな道を探っていきたいと思います。

大変な状況の中ですが、でもこんな時だからこそ音楽でお互い癒されて、元気をもらって、笑顔で増やしていきましょう。

ピアノを続けること、歌を続けること、音楽がどんな時も心の支えになりますように。

私はそのお手伝いをするだけです。そのスタンスは、ピアノや歌の指導を始めた30年前から、それは少しも変わりません。

ﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟ

いつもお読みくださいまして、ありがとうございます。
一日一回クリックしていただけると嬉しいです
　　