ムジカノーヴァ2019年1月号、本日発売!

 

 

今回は、発達障がい児へのレッスンの特集が組まれています。

4人の先生方がそれぞれの観点から記事を書いています。私はその中の一人として、【発達障がい児のレッスンで大切にしたいこと】をテーマに、アプロ―チの仕方や指導例など、実践で活かせる教具の使い方も交えて寄稿させていただきました。

 

発達障がいを抱え、困り感が人一倍多い子供たち。定型発達の子どもよりも、きっと日々の暮らしは過酷であると想像できます。しかし、ピアノレッスンという世界に、新たな「居心地の良い場所」を見出してくれたらいいなと思うのです。辛い出来事があっても、頼りになる場所が一つでも増えてその子が安心して過ごせたなら、どんなに心強いでしょう。そしてこの”安心できる場”で、人とのかかわりや音楽をもっと好きになってくれたら最高です。

 

発達障がい児は、自身の気持ちを発信する力が弱いものです。発信の方法が分からない子もいるし、発信できたとしてもバリエーションに乏しくて他者にうまく伝わらず、フラストレーションが溜まっていたりもします。「発達障がいは見た目ではわからない」と良く言われますが、当事者たちの心に内在するストレスや生きづらさこそが実は非常にわかりにくい。更に親は親で、そういう我が子を育てるのに常にいっぱいいっぱい。悩みと不安は尽きません。

 

一方最近は、発達障がいについての情報が一般にも広く知られるようになってきました。しかし同時に間違った情報も世の中に溢れていることも忘れてはいけません。これについては、正しい判断をし、正しい認識を読み取る力を備えていないといけません。

 

さて、ピアノレッスンに話は戻ります。発達障がいの子どもさんと親御さんがそのような悩みを抱えつつも毎日を必死に生きています。そして、最近は個人のピアノ教室へ習いに行かせたいと問い合わせて来られる方も増えました。

 

定型発達の子に対するレッスンと、発達障がい児へのレッスンにはどう違うのか。…どう違うのか、と言うより、何に気を付けて指導すべきかという点が大事かなと思います。

 

安心できる場所だよ、ここで一緒に音楽を楽しもうねという姿勢を持って指導する点はみな一緒です。しかし、わかりにくい特性(それも一人一人みんな違う特性)を少しでも理解し、その子の心に寄り添い、ともに歩むためには指導する側にも準備が必要です。そこで一部分ではありますが、発達障がい児へのレッスンに活かせるアイデアやヒントを記事の中に織り込みました。何かしら得るものがあり、先生方のレッスンでご活用いただけたら幸いです。

 

レッスン室は、レッスンする場所。まずは安心できる場所だと本人がわかるまで、辛抱強くかかわっていくことが大事ですね。そのうえで、ピアノ演奏につながる指導を少しずつ積み重ねていく。

 

将来的に、その子の自己表現の一つとしてピアノや歌、楽器で演奏できるようになれば良いですよね。第三者(私たち講師)とコミュニケーションを取りながら、自らの可能性にもっともっと気づいていけるように導いてあげたいものです。

 

定型発達もグレーゾーンの子も、私の娘のようにかなり重い知的と自閉の障がいを持つ子も、みんなそれぞれ百人百様ですが、指導者側が、発達障がいに関わる何らかのプロである必要はありません。ただしそこには正しい認識と適切な対応が必要です。

 

最後に、以下ムジカノーヴァ編集部の紹介文より引用させていただきます。

みなさま。ムジカノーヴァ1月号、ぜひご購入の上じっくりとお読みくださいませ♡

 

[特集]
グレーゾーン・発達障がい・今どきの子ども
一人ひとりの個性を活かす
ピアノレッスン最新事情

 

◆発達障がい児のレッスンで大切にしたいこと(佐野安子)
 様々な特性を持つ生徒に対応し、レッスンに多くの工夫を取り入れている佐野安子先生。障がいのある子の保護者の立場と、ピアノ指導者としての立場の両面から、発達障がい児のレッスンで大切な心構えや、教具の活用法などを教えていただきました。

 

 

 

 

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 おかげさまで取り扱い数は16種類となりました。
 講師のみなさまのお役に立てましたら幸いです。

 

  

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