もう師走はすぐ目の前に…!
なぜか気持ちばかりが焦るこの時期です。
昨夜、教室だより12月号ができあがりました。
今月の目標として、【おてほんを よくきこう】を挙げました。
このコーナーは、毎回全部ひらがなで書きます。
小学生以下のお子様でも自分で読めるようにです。
私が生徒さんの目の前で弾いていても、
生徒さん自身の目線が時々私の手元を観ていなく、耳も
傾けていない場合があります。
また、その時同時に録音や録画をしているのですが、
お家に帰ってからもしっかりよく考えながらお手本を聴いていない
ケースも多々見受けられるので、このような目標を掲げました。
必ずしも私の演奏をコピーしなさいということではないです。
そんなのはナンセンスだからです。
センスの良い演奏をしてほしい。最終的には。
曲を自分のものとして消化し、心地よく歌えるようになるまで。
誰に押し付けられた考えでもなく、自分自身が納得でき、
かつ人が聴いていて心動かされる演奏を目指して欲しい…。
それが自力でできるようになるまでは、長い時間を必要とします。
また、その時の実力では把握しきれないこともある。
生徒さんにとって初めて弾く曲は、わからない点もいっぱいある
と思うのです。だから録音を渡します。
耳コピーになりそうな生徒さんには、逆に録音しないで自力で
やってきなさ~~いと言います。
そう、耳ばかりを頼りにしても行けないし、楽譜から読み取る
目からの情報に頼るだけでも…その楽曲の持つ魅力を存分に
生かして演奏することはできないのも知れませんね。
私の演奏は、自分で自分の音色に責任が持てるようになるまで
の一助にしかすぎません。
そして、今月のテーマ【合格するとき、しないとき】。
これも、上記の今月の目標とリンクさせて書いています。
今度は保護者さま向けに。
何のために練習するのか、丸が付かなければダメなのか、
そもそも先生はなにを基準に丸を付けているのか。
…丸が付くつかないの件に関して、目に見えるボーダーラインが
あるわけでもなく、「こうでなきゃダメ!」という固い考えがあるわけ
でもないです。
そこはお便りのなかでしっかりと語らせていただきました。
要は、しっかりと実力をつけているかどうか。
その場しのぎの演奏では合格はしません。
ギリギリで合格しても何の意味もないからです。
そこを無視して、丸が付かなかったからといって嘆く子が
たまにいます…。
何かが足りなかったから合格しなかったんですよ。
それは、その生徒さんが次の課題で困らないようにするため。
先生は先生の目線からのアドヴァイスをします。
たとえ合格できなくても、そこは素直に(丸にとらわれずに)
頑張ってもう一週間やってきますという姿勢でいて欲しいと
願います。
先生は意地悪で合格させないのではないから…。
あくまで長い目で生徒さんを見守っていこうと思えばこそ。
保護者のみなさまにもそのあたりのご理解をしていただけ
ましたら幸いです。
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