講師として一番やりがいがあると感じるとき、

それは生徒さんの成長を見届けられたときです。


日々のレッスンで私とやり取りしているとき、

また、さまざまな場面でおうちでの練習の成果が出たときにも、

「おっ、いいね♪」と感じる瞬間があるんです。

他愛ない会話の中にもそれはあり。

たった一音の中にもそれは確かに存在する。

ほんの小さな変化を、講師は見逃してはならないと思うのです。

その小さな成長を重ねていってみんな大きくなるから…。

これまで講師をしてきての経験から、そう言えます。

変化を、成長をしっかり心で受けとめて、更なるステップへの

的確な指示を出す。

その生徒さんに今一番必要だと感じることを、

押し付けではなくさりげなくご提示。

そしてその生徒さんがどう反応するかを、じっくり観察します。

見る、聴く。

レッスンの基本ですね。

それは生徒さんたちだけでなく、講師にも言えること。

私たちは生徒さんの一挙一動を目で見て、

発せられる音を心のど真ん中でしっかりと感じて、

与える言葉を吟味し、選択肢を熟考し、

心からの笑顔で対応します。


…と書くと何やら固いですが(^-^;、本当にそう思いながら

指導をさせていただいています。


与える言葉や指示というものは、慎重に出さないと

いけないものだと自分に言い聞かせているのです。

先生の一言で、その子がすごく伸びるかもしれない。

でもその反対に、すごくめげてしまうかもしれない。

いや、めげると解っていても、敢えて叱咤激励することも

あります。


私たちが発信することに対する責任は重いと感じています

から、常に真剣にかつ慎重でなければならないですね。


一方で、「臨機応変に」その時の直感で動くことも多々あり。

アタマで考えすぎずに、パッと閃いたことをそのまま出すことも

あるんです。

そのほうが、当てはまる&しっくりくることもあるからです。

面白いもので、熟考して出した指導法よりもその場の思いつき

の方がより効果的だったりするんです。

講師を務めてきた経験から出る思いつきは、

結構当てになるものです。

誤解のないように申し上げるならば、

それはその場しのぎのいい加減な思い付きではなく、

目の前にいる生徒さんのフィーリングに、ぴったりと寄り添う

ということなんですね。

その子の世界に一緒になって入り込んで、

何を感じたいか、何を感じたら目の輝きが増すか、

私の心がストレートに反応したまんまを出す。

それは講師自身も驚くほど良い結果を生むことがあるんです。

だから、私はそちらも必要な方法だと思うんです。



有効的な指導によって生徒さんの成長が見られること。

それこそ講師冥利に尽きる瞬間です。


そして、講師が生徒さんをよく見ているように、

生徒さんも(おそらく講師以上に?!)講師を見ています。

私の思いに応えてくれる子供たりの観察力に驚くことも

日々いっぱいあります。


先生の口調から、先生の演奏する姿のまねから、

先生のアクセサリーから、レッスン室に新しく入荷したものまで。

そして先生の趣味まで見逃さない~。

余談ですが、なぜかみんな手作りが大好きです。

私にプレゼントしてくれるものも、お手紙が圧倒的に多いですが

折り紙、モールアート、立体作品、お絵かき、ビーズ作品など。

先日の打ち上げ会第一弾では特に、いろいろもらいました。

ジバニャンの似顔絵、私の似顔絵、いっぱい描いて。

そして記念品の一つ「レターセット」にお手紙と、ビーズ作品も。

水でくっつけるビーズアート、かわいい音符です。

さらに音符がお花になってます~。

もうね、こういう瞬間も講師冥利に尽きるんです。

私は幸せものです。

「私のところにいらっしゃる生徒さんは、みんな個性的!」

と申し上げましたら、保護者様方が、

「それは、先生が呼んだんですよ~

ですって。

そうかァ。






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