夏休みももうすぐ終わりですね。
子供たちの真っ黒に日焼けした肌、
ちょっと背も伸びたかな?
みんなこの夏でまた一回り大きく成長しましたね
それは、ピアノも同じ・・・??
いいえ、このピアノはもともと背が高かったのです。
「ジラフ・ピアノ」と言って、グランドピアノのフレームを、
まんま縦にヨイショと起こした形をしています。
背が高くてきりんのようなので、
「ジラフ(giraffe=きりん)・ピアノ」という名前が付きました。
アップライトピアノの走りとも言える楽器です。
写真のジラフ・ピアノは2メートル以上の高さがあって、
間近で見るとなかなかの迫力です。
グランドハープにも見えるし、面白いな~と思います。
チェンバロの弦を縦方向に張って縦型にした、
「クラビシテリウム」という楽器がありますが、ピアノもコレに真似て、
縦型にしようという発想で生まれたのが「ジラフ・ピアノ」です。
家庭でも置き場所に困らないように、コンパクトな形に改良したのです。
アメリカの、ジョン・アイザック・ホーキンズが
1800年に現在と同じ形のアップライトピアノを完成させました。
縦型のピアノの中でも「ジラフ・ピアノ」は
ヨーロッパで作られた古い時代の楽器です。
ジラフ・ピアノ (ニューヨーク) 19c
全高 230.0㎝ 85鍵 浜松市楽器博物館蔵
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