次は「アドレナリン」です。
副腎髄質から分泌されるホルモンであり、神経伝達物質でもあります。
アミノ酸から変化したドーパミンが
まずノルアドレナリンになり、
さらにアドレナリンになります。
アドレナリンはストレスに対抗するホルモンであり、
交感神経が刺激された興奮状態にさせます。
「闘争と逃走」のホルモンと云われ、
動物がエサを見つけて狩りをする行動や、
逆に天敵に出会い逃げる行動、を反応させるということです。
つまり心拍数上昇、血圧上昇、骨格筋血管拡張、皮膚血管収縮、消化管運動低下、瞳孔散大、痛覚麻痺、勃起不全など
試合に臨むと興奮して心臓がバクバクするけど、手が冷たかったり、
試合中は空腹感が無いのに、試合が終わったら急にお腹が空いたり、
試合中は出血していても気にならないのに、試合が終わった途端に急に痛くなったりしますよね。
アドレナリンの反応なのです。
ちなみにノルアドレナリンもほぼ同じ反応を起こさせます。
ただし、アドレナリンよりもノルアドレナリンの方が、より精神的な部分に刺激させます。
気分的にやる気を起こさせるような反応です。
また、適度にノルアドレナリンが出ることは抗うつ作用にもなります。
ワクワク、ドキドキ、興奮して
アドレナリン、ノルアドレナリンを出して
やる気マンマンで元気溌剌に!