この夏、一番心配される内臓は肝臓だろう。
大震災以後の疲労の蓄積、暑い夏、節電などで大きなストレスを感じる人が増え、どうしても飲酒の機会は増えてしまうのではないか?
肝臓は人体の化学工場と言われ、生命の維持に欠かせない働きをする(500種類以上の化学処理を行う)
主な働きは以下の通りです。
1.栄養素の代謝:分解、代謝し、蓄え、必要に応じてエネルギーを血液中に放出する。
①炭水化物→ブドウ糖→グリコーゲンの形で貯蔵しブドウ糖に変えて全身へ。
②タンパク質→アミノ酸→必要な形のタンパク質(細胞生成の素材、酵素やホルモンの合成)に再合成
③脂肪→グリセリン脂肪小球→一部貯蔵、大部分は血中に入り全身へ
2.胆汁を作り、消化を助ける
3.アルコールや薬物、など有害物質を解毒・分解
4.生体防御作用
5.血液凝固作用物質の産生
6.造血・血液量の調節など
このような、大切な働きをしてくれる肝臓を守るライフスタイルは、
1.バランスのとれた食事(高タンパク、高ビタミン、低脂肪)
2.飲酒は適量に
3.20~30分のウォーキング(運動のし過ぎは負担になります)
4.1日6時間以上の睡眠(横になっているだけでも肝臓の血流量は増えます)
5.禁煙
だそうです。
*セントラルカイロの疲れた肝臓へのお薦ポイント
肝臓の後(右肩甲骨の下縁から、手を体幹に付けた時の肘の高さの範囲で一番盛り上がっているところ)にテニスボールなどを置いて仰向けで2~3分寝てください。(痛すぎる人はタオルなどで代用してください)
肝臓への刺激と共に体のバランスが良くなります(大藤)