歯について面白い記事が沢山あったので紹介します。

個体差

人間の歯は皆様ご存知の通り、乳歯から永久歯へと1度だけ生え替わります。ゾウの歯は一生に5回も生え替わります。サメの歯は折れたり削れたりしても次から次へと生え替わります。また、ネズミやウサギなどのげっ歯類は、 人間の爪のように一生伸び続けるます。ちなみに、サルの仲間は1部の種類を除き人間と同じ32本、ウシやシカ、キリンの歯の数も32本ですが上顎には前歯がなくその代わりに上 顎が硬くなっています。馬は40本、ブタ・イノシシは44本、ネコは30本、犬は42本。また、長い舌でありを食べるアリクイには歯がありません。それぞれの食に合った歯の数・形状をしています。


歯と栄養

ヒトのは永久32(乳20)あります。奥の臼は穀物をすりつぶすためので上下とも5対20、前(切)は野菜をかみ切るためので上下2対づつ8、犬(糸切り)は繊維の多いもの(例えば、サトウキビとか肉とか)を引き裂くためので上下1対づつ4あります。そのがもっている働きに合わせて食べることをおすすめしています。つまり、ヒトは臼:切:犬=米や麦などの穀物:野菜や海草:繊維の多い固い野菜または肉・魚=20:8:4=5:2:1となります。 はじめてこの話を聞いたときには、上手いこと言うなと感心したものです。は構造によって機能が違いますから、その違いに着目して「こういった構造のものがこういった割合で存在しています、したがってこういった割合で食べるのが身体にいいんです」と言われれば、科学的な感じがして思わず納得してしまいます。

 しかしながら、ほかの動物はと辺りを見渡してみれば、この説得力が嘘説得力以外のなにものでもないことがわかります。たまたま見つけた『農業の基礎』*1 によれば、

数全体に対する割合(%)にしてみれば、

牛 切歯25%、犬歯0%、臼歯75%

犬 切歯29%、犬歯12%、臼歯62%

豚 切歯27%、犬歯9%、臼歯64%

人 切歯25%、犬歯13%、臼歯63%

となります。 ウシは牧草ではなく穀物主体が正しく、また犬は肉よりも野菜を、しかしそれらはあくまで副菜であって、主食には穀物をね! が正しい食生活のようです。

 われらが人類は、肉食獣の犬とほぼ同じ食生活ですが、犬よりも若干多く肉を食べるのが理想みたいです。みなさん、胸を張って肉を食べましょう。

健康のためには

歯の種類を大きく分けると、乳歯や永久歯といった自分の歯と差し歯や入れ歯といった人工の歯に分けることができます。普通、成人した大人の歯は28本(親知らずを入れると32本)あります。この歯が20本残っていると、快適な生活が送れるといわれています。しかし、80歳まで歯が20本残っている人は2割しかいません。歯は病気や老化などで弱くなりやすい場所です。現在は義歯を入れて自然の歯と変わらないように見せることができますが、人間の歯は永久歯を失うと元には戻れません。そのため歯のケアが大切になっているんですね。




歯は奥が深いです。

そのほかにも、我々のように人工物を食べない野生のサルの胃や腸を内視鏡で見るととても綺麗だそうです。

又、江戸時代には虫歯はなかったそうです・・・虫歯菌のストレプトコッカス・ミュータントは砂糖がないとバイオフィルムが作れず虫歯にならないそうです。




健康のために歯と背骨を大切にしましょう。(D)