では「緊張性頭痛」、「片頭痛」、「群発頭痛」の特徴です。
<<緊張性頭痛>>
どこが痛む:頭全体(後頭部、首筋が多い)
どんな痛み:締め付けられるような痛み
日常生活:なんとかこなせる
頭痛以外:肩こり、めまい
持続時間:数時間~数日
時間帯:比較的疲れがたまる夕方が多い
原因:血管の緊張(肩や首筋のコリ)
誘因:一定の姿勢による長時間の作業など
風呂:楽になる
アルコール:楽になる
性別:やや女性に多い
<<片頭痛>>
どこが痛む:こめかみから目の周辺(片側又は両側)
どんな痛み:ズキンズキンと脈打つような痛み
日常生活:支障あり
頭痛以外:吐き気、おう吐、光や音に過敏
持続時間:数時間~数日
時間帯:比較的血管の緩む朝、また月経時に多い
原因:血管の拡張
誘因:ストレスからの解放、寝過ぎ、特定の飲食物など
風呂:ひどくなる
アルコール:ひどくなる
性別:女性に多い
<<群発頭痛>>
どこが痛む:片側の目の奥
どんな痛み:目をえぐられるような激しい痛み
日常生活:痛くてじっとしていられず転げまわる
頭痛以外:涙が出る、目の充血、鼻水、鼻づまり
持続時間:数分~数時間
時間帯:ほぼ決まっている、深夜から早朝が多い
原因:目の後ろの血管の拡張
誘因:群発期の飲酒
性別:ほとんど男性
大事なことは自分の頭痛のタイプを知ることです。
緊張性頭痛は血管がキュッと締まって起こる頭痛で、
片頭痛は血管がフワーンと緩んで起こる頭痛。
つまり片頭痛の人が緊張性頭痛用の血管を緩ませる薬を飲んでしまったら、余計ひどくなってしまうということです。
片頭痛には2000年に日本でも承認されたトリプタンという薬しか効きません。
鎮痛薬を月10日以上飲む方は特に危険です。
自分を知ることが健康への近道です。
我慢せずに我々に相談して下さい。 (M)