寒い日が続き、体が硬直してきます。寒さと共に嫌なのは乾燥です。なんだかパリパリしてきそうなので今回は潤いの話です。

 月から地球を眺めてみると71%の表面が水に占められていて、残りの29%が陸地だそうです。全ては大宇宙の小宇宙につながります。惑星に近寄って哺乳類、人間を調べれば、体の70%は水によって構成されていることはよく知られています。私たちは生まれた瞬間から死の瞬間までの生存には水分を必要とします。

 ではこの水分はいったいどこから補給されるのでしょう?当然こんなに水を飲むことはできません。たった2種類の食物だけがこの必要性を満たしてくれます。果物野菜です。今回のメインテーマ「高水分食品」です。それ以外(パン、穀物、肉、乳製品)は濃縮食品です。これらは加工や調理によって水分が取り除かれるものです

 なぜ高水分食品を必要とするのでしょう?なぜ水だけじゃダメなのでしょう?高水分食品には体が必要とする栄養素(ビタミン、ミネラル、プロテイン、アミノ酸、酵素、炭水化物、脂肪)が多く含まれています。これらは体に吸収されるために水分によって腸に運ばれていきます。また体の外は洗うことができますが、体の中は?高水分食品には毒素を解毒する働きがあります。洗浄です。水を飲むだけではこれらの働きが十分に満たされないということです。

 ところで野生動物はどうでしょう?彼らは生きていることが健康であり、病気になればすぐに死んでしまいます。そんな彼らも高水分食品を食べています。ライオンなど肉食動物は獲物のを倒すと、腹を裂き真っ先に内臓を食べます。残酷な話しですが次は血を吸い、最後に筋肉質の肉を食べます。肉食動物は植物や果物を食べる動物を食べます。内臓には未消化の高水分食品があり、血液は90%が水分だからです。

 食べるものの内70%を生きているもの”高水分食品”で残りを30%を濃縮食品で摂れることが理想的ですね!ついつい食べ物に「美味しいかな?」の指標になりがちですが、「体にいい働きしてくれるかな?」「洗浄してくれるかな?」な~んて問いかけてお食事楽しんでみて下さい!高水分食品たちは考える以上のものを私たちに与えてくれます。(タ)