先日、爆笑問題の番組で”渋滞学”なるものを知りました。

ゲストは東京大大学院航空宇宙工学准教授西成活裕さんです 

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渋滞学とは、スピードを求められる社会でなぜ渋滞が起きるのか?数学という観点から、渋滞という現象を数値化しようという新しいアプローチ法です。渋滞における日本の経済損失は、14兆円にものぼるそうです。なんとか渋滞を解消できる社会へと研究しているのが西成先生なのです。

 車の渋滞だけでなく、人間、インターネット、不良在庫など世の中のことを渋滞にくくってしまいます。例えば、行列のできている店の待ち時間の計算式、会議に出る人とその人たちの特徴や訴えたい内容が分かればもしかして会議しなくても会議の結果がわかってしまう?とか最高速度が時速100kmの高速道路では車間距離が40m以下になると10分以内に渋滞状態へ移行することが確認されたとか。そして40m前後には渋滞に至るかどうかの「微妙な状態」が存在し、この移行にはクレーシャルポイント(決定的瞬間)があるのだという。ある程度のことが数式になるが、ここに人の気持ちや精神的なものが入るので予測できないおもしろさがあるそうです。


 あまり渋滞について考えたこともなかったのですが、先生のようにいろんな場面に置き換えて考えてみるといろんな発想や見方ができるんですね。渋滞本来は止まっているものからではなく、動いているものから起こる現象でしかも同じ場所で起きるとは限らないのです。「微妙な状態」というちょっとしたブレーキは不慣れだったり、天候の関係だったり、速度感覚の相違、目の錯覚などで大きな渋滞を起こすのです。ある意味渋滞って生きもののようであり、個性のようにも感じてきます。

 ここまでくるとムー?私たちの仕事はまさに渋滞学と思わずにはいられない。痛みの原因を追究して解消させていく!のですから。渋滞とは痛みであり、「微妙な状態」とは健康と病気の中間「グレーゾーン」なのです。先生が渋滞は永遠のテーマであるならば私たちは痛みやグレーゾーンは永遠のテーマなのです。初めは流れていても何かで渋滞しそして解消、流れては渋滞解消の繰り返し、それでも流れているのです。

 「空気を読むな!流れを読め!」 うお座 うお座 うお座 うお座 うお座

 「すべては”流れの中”にある」

 いろんな深~い意味があることばだと思います。しっかり応用させていただきます!(バ)