”秋”といえばやっぱり松茸!栗!さんま!ぶどう!新製品のチョコ?食べ物ばかり思い浮かべてしまうのは私だけでしょうか!何が楽しみっておいしいものを頂いた時のあの”幸せな気分”はたまりません。あの味や香りはなぜ私たちをメロメロにしてしまうのでしょう???![]()
おいしいと感じることや気持ちよくなる香りは、味覚や臭覚という感覚で感じているのです。そして感じているのは”情動脳”と呼ばれる痛み、喜び、従順、愛情、怒り、悲しみなどを主として働いてる大脳辺縁系です。ここでは、情緒反応やさまざまな記憶を呼び起こすところです。例えば、好きな人のにおいでとても興奮してくると感じたり、においをきっかけとして子供の体験を思い出すとかです。
また味覚や臭覚は、人や動物では一度消化器系の調子を悪くした食物についてはそれを避けることをすぐ学習します。生きていくために病気の原因となる食物を避けて身を守ってきたのです。
普段から当たり前のようなことですが、実はあまり使われなくなりつつあるのです。私たちは少しばかり脳が発達し、便利な世の中になったことで臭覚だけでなく五感機能(臭覚、味覚、聴覚、視覚、触覚)を積極的に使わなくなってきている、つまり低下現象あるのです。
食べることに関していえば、早く食い、・・・ながら食い、刺激物嗜好品、マンネリ食いなど”食べる”行為だけなのです。確かに生きる為には必要なのですが、そこには「感覚」が足りないのです。![]()
臭覚は生命維持に大切な機能です。そして視覚や聴覚のように考える脳とまでいかないので、臭覚を使うことで逆に脳を休めることができるのです。ストレスの緩和に効果的ということです。(もちろん良い香りですが)
ちなみに臭覚の情報処理は、右脳で強い活動をするようです。右脳は芸術、音楽、空間をつかさどります。香りはこれらをいっそう活発にさせるのですね。またよい香り、好きな香りはストレス解消や気分高揚、心の癒しと共に免疫力UP
にもつながります。
ほんの少し”香り”を意識した生活を送ってみてはいかがですか!今までに感じたことがない幸せな秋になりそうですね
(シ)