いつ購入したか全く記憶に無い、寧ろ購入したこと自体記憶に無い一冊の本。
作者アレン・カー
10年位前に大ヒットした”禁煙セラピー”
当時の職場でタバコを吸う女性が3人。
バイトの国立大の1人が試しに購入して読んでみたら、本当に禁煙ができた。
そんなアホな~、読むだけでって、皆んな笑っていた。
私はその2年前に苦労して禁煙していた。
それが読むだけって・・・眉唾的じゃないの?と、疑っていた。
次に美大卒の私以上の天然の女性が読んだら、本当に禁煙ができた。
そして元ヤンで当時でもファンキーな女性が、全く禁煙するつもりは無く、
ただ読むだけで禁煙が出来るなんて嘘だと、それを証明する為に読んだら、
本当に禁煙ができた。
そんな嘘なような本当をまじかで見た作者のダイエット版
内容は今迄の良いと言われる食事・食物などは間違った固定観念。
更には食べる行為の根本など、色んな例えを使って書かれています。
例えば、食べ過ぎる事が間違っている章で、
「なぜ食べるのか?
食べないと死ぬから
食べる事の究極の理由が飢えをしのぐことだとしても、実際にはもっと現実的理由から食事をするのが普通です。
1日3回食べるのが習慣だから、
食べるのが好きだから、
お腹が空いたから、
食べ物のいい匂いがしたから、
食べ物がそこにあったから、
同じ理由を車に当てはめてみましょう。
『ちょっと退屈になったか、ちょっくらガソリンスタンドに行って車にガソリン入れてくるよ。』
『たった30分前に入れたばかりじゃないか』
『分かっているよ、10分で帰ってくるよ、行ってきます!』
とか、
『毎週日曜の午前中に、ガソリン30リッター入れる習慣なんだ』
『でも、1週間車に乗らなかったらどうするの?』
『それでも入れるよ、習慣なんだもの。タンクには40リッターしか入らないから、ガソリンが溢れちゃうときもあるんだ。勿体無いし、それに危険だけどね。それでガソリンスタンドのオーナーや、他のお客さんと喧嘩になることもあるんだけどね、なんてたって習慣だからね』」
こんな感じで、車や動物などを例題に内容は進みます。
読み進めると、イラっ!とするときもありますが、食事に対する価値観が全くかわります。
もっとも納得した言葉が下記2つです。
「太る理由は、ずばり、食物の摂取量が排泄量を上回るから」
「身長と年齢からの理想体重とは専門家の知識にすぎず、肥満だった作者は、
体重が10キロ多すぎるのではなく、身長が20センチ足りないだけなんだ」
実にごもっとも。