お客さんからの「演技がうまい」は、辛い言葉だ。
自分が言われたわけではないが、どんな役者になりたいかと考えたときにふと思った。
それはつまり「役」を「演技」として見られているわけで…
自分がバレているわけで…。
何かしらの「違和感」がそこに存在してたんじゃないかと思う。
話は変わるのだが、今月25,26,27と諫早で、12月は10,11と大村で公演を打つ。
エブリヂェンジ。
俺にとって、ヒロシ軍で初めての本公演作品。
ここ数ヵ月、芝居をやりたい欲求が頭の中を渦巻いている。
毎日の稽古が待ち遠しいくらいだ。
朝起きて仕事、終わってすぐ諫早に走り、稽古。終わって家について眠くなるまで脚本を読む。寝て…起きたらまた仕事。
こんな生活が2週間続いてもそれが苦じゃないのは、やっぱり好きだからだと思う。
でも、自分の演技はというと好きな気持ちに比例せず、伸びていかない。
今回ヒロシ軍では珍しくかなり早い段階で脚本が完成している。
そのお陰で役者一人一人の完成度が高まっていくのが目に見えてわかる。
客演にも来てもらい、とても魅力的な作品が出来上がってきている。
その中でブレた芝居をしている自分がとても悔しい。
脚本を読んで考えて出してみる。
けど、自分でも感じるくらいに毎回どこか「同じ」だ。
イメージを表現できないというのもひとつだと思うけど、自分の役に対し慎重になりすぎているのかもしれない。
「始めたばかり」はとうの昔に過ぎた。
確かに場数は少ないけどここまで不器用だとは思っていなかった。
ソウゾウ(想像・創造)力とセンスの無さ。
一つのことに捉えられてしまう不器用さ。
目立った個性のなさ。
にじみ出る羞恥心。
…………ん?
あれ?
致命傷じゃないか。
……………致命的じゃないか!
うわっ、やっべー!!
でも、無いなら、できないなら出来ることを振り絞るしかない。
一週間をきりました。
今回あることでかなり悔しい思いをしました。
実力を知りました。
ここに書いたから今日の稽古で克服できるかといったらそうではない。
それを乗り越えれるのはいつかはわからない。
でも人はきっと毎日少しずつ変わってる。
見えない成長がいつか見える形になるはずだ。
まずは芝居を見たお客さんが自分ではなく、その役を好きになってくれるような…
そんな役者になりたい。
そけからだと思う。
エブリヂェンジ。
いい言葉だと
最近思う。
※『エブリヂェンジ』はこんな生ぬるい話じゃないですのでご期待ください。

