蒲哲也

20年ほど前に亡くなった祖父の遺品のライターと手巻き機械式懐中時計を磨きました。

 
ライターはRONSON VARAFRAME
 
有名なフランスのライターですが、キャデラックのテールのようなデザインでカッコいいです。
 
時計はSEIKOの21石

こちらもシンプルなデザインがとてもいい。
 
磨き方は至ってシンプル。
ライターはバラせる所を簡単に外し、あとはひたすらミニルーターと金属磨きでお馴染みピカール。
 
RONSONには”1966 新舞鶴校体育部”と刻印があります。
祖父は京都の田舎の校長先生だったのですが、恐らく何かの記念に貰った物だと思います。
つまり54年前のライターです。
SEIKOにも裏にうっすらと刻印があるのですが、”◯◯◯◯より”と書いてあるようにみえます。
◯は祖父の名前なので、誰かに祖父が贈り戻って来たのか、渡さなかったのか、、今となっては不明です。
こちらもかなり旧い物だと思いますが、驚く事に何十年間も動かしていなかったのに全く問題なく動作します。
構造がシンプルなので壊れ難いんでしょう。

昔は何かの記念にこういった物に刻印をし、プレゼントする文化だったんでしょうかね?
とっても素敵です。
 
二つを磨いていたら、もう一つ、昔拾ったライターがあるのを思い出しこれも磨きました。
IMCO StreamLine
 
 
3つともなかなかいい感じに磨けました。
 

愛煙家の祖父でしたが、幼い頃よく、近所の神社の角にある煙草屋さんまでキャスターマイルドのお遣いを頼まれたのが懐かしいです。
蒲哲也