赤ちゃんに安心感や愛情を感じさせると同時に、赤ちゃんの発達を促し、体調を整える手段にもなります。
そして、赤ちゃんへのマッサージは、オイルを使って行うとより効果的。でも、“赤ちゃんならではの注意点”もあります。
そこで今回は、資格のキャリカレ「ベビーマッサージインストラクター資格取得講座」から、赤ちゃんへのオイルマッサージの効果と注意点をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください(*^▽^*)

■オイルマッサージの8つのメリット
1.摩擦から肌を守る
オイルを使用すると手の滑りがよくなり、潤滑油効果でマッサージによる摩擦から赤ちゃんの肌を守ります。
2.皮膚のバリア機能を高めます
肌の保湿機能を高めて水分の蒸発を防ぎ、外界の刺激から肌を守ります。
3.リラクゼーション効果を高める
赤ちゃんの緊張を解きほぐしてリラックスさせ、脳にも心地よい刺激を与えます。
4.神経の流れをスムーズに
末梢神経が刺激を受けることにより、神経の伝達機能が向上します。
5.血液の循環をスムーズに
心臓に戻る血液循環がよくなると心臓にもよい刺激が加わり、全身の血行がよくなります。
6.ホルモンの分泌を促進する
心地よく皮膚を刺激することにより、赤ちゃんのホルモンの分泌が安定します。
7.免疫力を高める
赤ちゃんの血液やリンパ液の流れをよくし、免疫系の働きを改善します。
8.湿疹のケアにも効果的
肌に適度な刺激を与え、オムツかぶれや湿疹をやさしくケアします。
■オイルを使用する前には、必ずパッチテストを
肌に少量のオイルをつけて、アレルギーなどの反応を見て使用可能かどうかを確認するテストをパッチテストといいます。
パッチテストのやり方は、まず、オイルを少量指先につけて、反応がわかりやすい腕や太ももの内側などの柔らかいところに10円玉くらいの大きさで塗ります。そのまま15分~20分程度反応を見て、肌が赤くなったり、湿疹ができたりしていなければオイルを使っても大丈夫。もし湿疹が出ていた場合は、ぬるま湯などで洗い流します。
■パッチテストを過信しすぎず、トラブルは適切に対処
パッチテストでは異常が見られなかったのに、マッサージ後に湿疹があらわれることもあります。
マッサージで代謝が改善されて、老廃物が外に排出されたために起こることがあり、この場合は時間の経過とともに薄らいでいきます。
時間が経っても症状が変わらない場合や、時間が経過してから湿疹が出てくる場合もあります。肌に合わないオイルを使用した、肌に汚れが残ったままオイルを使用したなど、さまざまな要因が考えられるので、その場合は医療機関にかかることが大切です。
■赤ちゃんのためのオイルの選び方
赤ちゃんの肌はとってもデリケートなので、できるだけ肌にやさしい品質のよいものを選ぶ必要があります。
そのため、オイルマッサージではキャリアオイルと呼ばれる100%天然の植物オイルを使用します。分子が小さいので肌に浸透しやすく、栄養分やミネラルも豊富。純粋な植物オイルは赤ちゃんの口に入っても安心です。
キャリアオイルは、酸化しにくいもの、不純物がなるべく含まれていないもの、紫外線吸収率が低いものを選びます。
■マッサージに適さないオイルは?
エッセンシャルオイル(精油)は、3歳未満の乳幼児には中枢神経系への作用が強すぎるとされるので使用しません。
また、石油由来の鉱物性オイルは分解、代謝しにくく、肌に浸透しにくいためオイルマッサージには適しません。香料や酸化防止剤などの添加物が入っているもの、香水や化粧品など匂いが強いものも避けましょう。
■オススメのオイル
・スイートアーモンドオイル
アーモンドの種子から採れたもので、肌の保湿や保護にすぐれています。どんなタイプの肌にも適する一般的なマッサージオイルです。ただし、ナッツアレルギーには注意が必要。
・ホホバオイル
伝統的に肌の炎症を鎮めるために使用されてきたオイル。酸化しにくく、どんな肌にも合います。でも、値段は少し高め。
・セサミオイル
ゴマから採れるオイルで、冷えた体を温め、老廃物を取り除く作用が特徴。ただし、ゴマアレルギーには注意。
・グレープシードオイル
ブドウの種子から採れるオイルで、刺激性やアレルギー性が少なく、安心して使えます。体に蓄積した熱を冷ます作用があります。
・マカデミアンナッツオイル
皮脂に近い成分が含まれており、肌に浸透しやすいオイルです。
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【参考資料】
資格のキャリカレ「ベビーマッサージインストラクター資格取得講座」
講座紹介はこちら
http://www.c-c-j.com/course/products/healing/baby-massage-yoga/