グロービッシュという福音 | チエでつながる, ワザでつながる、ココロでつながる、価値を生みだす           ~ 物語思考が世界をかえる

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この世に生まれて間もなく、人は「ものがたり」と出会い、そこで広い世界とのつながりを作ります。このblogでは、「ものがたり」と共にある人の可能性を探求していきます。

皆さま、 こんにちは、




『越境コラボ塾』 塾長の 真門 です。




このブログは、日本人が国境・国籍の枠を超えて、

世界の様々な人々とコラボレーションをしていけるよう、

有益と思われる情報を発信しています。




今日はこの本を紹介したいと思います。



世界のグロービッシュ ─1500語で通じる驚異の英語術/ジャン=ポール・ネリエール
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既に、お読みになった方も多いかもしれませんが、




1,500語という単語数の目安を設け、

そのレベルを使いこなすことで、




グローバルなコミュニケーションニーズに

対処していく方向を提示しています。





多くの日本人にとっては、




うん、それなら僕も(私も)、頑張ってみよう、

と思えるレベルではないでしょうか。





グロービッシュは、非ネイティブの人同士が

ビジネスなどで“英語”を使うニーズに合わせて

開発されたそうです。




例えば、日本人とインドネシア人が英語でやりとり
するなら、



お互い難しい単語とか、“英語っぽい”比喩とか、




流行りの表現とか、




そういうものは“使わないで行こう”というルールの下に、


互いの意思疎通の道具として“英語”を使いましょう、



と割り切る考え方です。




その為に開発した“英語”が、グロービッシュ。




この本の著者であるジャン・ポール・ネリエールさんという

フランス人の発案だそうです。




グロービッシュを使う者同士には

こんな了解がある様です。



1. 簡単な単語を使おう。


2. 間違った表現でも、お互い認め合って

コミュニケーション優先でいこう。


3. だから、言語以外の意味の交換も、積極的に取り入れよう。






こういう部分が共有されていれば、




“間違ってはいけない” という呪縛がかなり

解けるのではないでしょうか。


アメリカ人と会話をしていると、時々




それは、こんな風に表現するんですよ、って、

親切に教えてくれる事がありますが、




無論、それはそれで有難いには違わないのだけれど、




本音を言えば、




通じればいい。 




その“教え”を受けた途端に、この場が

“先生と生徒“の関係に変わってしまい、




ビジネスの場では、不利な状況も作ってしまうので、




最初から、グロービッシュルールでやるのが、

日本人には好ましい選択ではないか、



と思うのです。




どこかで割り切っていく様にしないと、



日本人はいつまでもいつまでも

“正しい英語” の勉強をし続けなければいけない。




それは、割り切って辞めよう、というメッセージが必要だと思うのです。





実際、東南アジアで使われている英語の多くは、



それほど正確という感じではなく、


会議などでも日本人がひとり、言い回しや単語選びに

神経を使っている感じがします。 




グロービッシュという表現ではなくても、

アジアではグロービッシュ的英語が

既に出回っていると思います。



ただ、1500語というのは、



インターネットの英語サイトや新聞記事を読むには、

全然足りないレベルです。  




あくまで、会話の道具として、

この1500語に磨きをかけるという風に

覚えておいて頂きたいと思います。


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最後までお読みいただき、

ありがとうございました。 


『越境コラボ塾』 塾長   

      

真門  



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