こんにちは!那覇市のフラワーアレンジメント教室 新垣(しんがき)明美です。
開南バス停からサンライズ通りへ進むと、角の方に独特の佇まいの店があります。
「AKOH KLOH(アコークロー)」 というその店は、オーナーこだわりの雑貨や洋服がセンス良く配置され、まるでギャラリーのよう。
「アコークロー」とは、沖縄の方言で「夕暮れ時」という意味です。
夕日が海に沈む直前、空が茜色に輝く時間。
「明う」、「暗う」が語源だと言われています。 ステキな言葉ですよね。
店名にもこだわりを感じます。
先日、その「AKOH KLOH 」さんで 「『風に暮らす』お話会」 という催しがありました。
話し手は白井明大(しらい あけひろ)さん。 詩人。
東京出身ですが、2011年にお母さんの故郷である沖縄に移住。
日々の暮らしを丁寧に綴り、『日本の七十二候を楽しむー旧暦のある暮らしー』は、30万部を超えるベストセラーになったそうです。
3階のイベント&ギャラリースペースで始まったお話会。
白井さんの後ろの窓からは、大きな樹が風に揺れるのが見え、まるで舞台背景のよう。
自然に寄り添い、季節を感じて豊かに暮らす。
白井さんの淡々とした語り口に沖縄の自然、暮らしへの愛が感じられます。
「島の風は、季節の名前」というお話がありました。
一年のほとんどが夏のような沖縄でも、季節の移ろいを感じる時があります。
白井さんは「島には二十四節気の名を持つ風が吹き、島の風が新しい季節を運んでくる」と言います。
そう、10月の終わり頃に吹いた新北風(ミーニシ)のように。
日々、忙しさに追われている人は、なかなか気づかないかもしれない風の便り。
旧暦に基づいた伝統文化や祭事を大切に守り続ける人々の話。
「はるこはる」さんの美味しいお茶とお菓子をいただきながら、白井さんのお話に耳を傾ける穏やかな時間。

すこ~し心が豊かになったような気がしました。
今日購入した白井さんの著書で、解決した言葉が一つ。

沖縄の季節を表す言葉 の一つ「うりずん」。
初夏を表す言葉だろうな~と漠然と思っていたのですが、春分から梅雨入りまでの過ごしやすい季節をそう呼ぶのだそうです。
「潤い初め(うるおいぞめ)」が語源だそう。
なんて豊かな言葉でしょう。
小さな島、沖縄が育んだ豊かさを感じた一日でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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沖縄県 那覇市のフラワースクール Cielo Azul~シエロアスール~の新垣明美でした。
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