那覇市民の台所と呼ばれる
〝那覇市牧志公設市場”の近くに、
細い坂道があります。
坂道を上ると小さな映画館に
たどり着きます。
「桜坂劇場」というその映画館は
佇まいも 客席も トイレも(!)
ノスタルジックな雰囲気が漂っています。
私たちは「桜坂の映画館」と
呼んでいたのですが、
現在の名称になったのは
2005年からのようです。
その前身は1952年に開業した
「珊瑚座」という芝居小屋
その後「桜坂琉映館」
という映画館に生まれ変わり
「桜坂シネコン琉映」
「桜坂劇場」へと変遷をたどります。
現在は3つのスクリーンに加え
カフェ「さんご座キッチン」と
雑貨や本、沖縄の工芸品を扱う
「ふくら舎」を併設しています。
「桜坂市民大学」という、
体験型のワークショップを開催していることも
体験型のワークショップを開催していることも
大きな特徴の一つです。
花はもちろんですが
映画も
私の人生に豊かな彩りを与えてくれる
大切な要素の一つです。
「桜坂劇場」で映画を観るのは
読書をする感覚に似ています。
(もちろん映像がある、なしの
大きな違いはありますが。)
自分がいる現実の世界から離れ
作品世界にどっぷり入り込み
浸りきってしまう。
だからこの映画館へは
一人で行くことが多いのです。
この映画館で上映される作品は
大型の映画館で上映されるものとは
一線を画しています。
いわゆる超大作、超話題作ではないけれど
いつまでも心に残る名作が多い。
桜坂で観た私の心に残る名作といえば
戦争の残酷さと悲哀を描いた「ひまわり」
イタリア映画の名作「自転車泥棒」
名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督の
「題名のない子守唄」
アカデミー賞外国語映画賞を受賞した
アルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」
多くの女性の共感を呼んだ
インド映画「マダム・イン・ニューヨーク」
北朝鮮工作員と韓国諜報部員との
壮絶な戦いと悲恋を描いた
「シュリ」
おにぎりやシナモンロールが
無性に食べたくなった
「かもめ食堂」
などなど・・・まだまだあるのですが
今日はこのへんで。
さて、この夏はどんな作品に巡り合えるでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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