いろんなものや人と出会いの中で、惹かれては触れ、さらに近づきたくなるものがある。


それに寄り添い共に過ごしてゆくなかで、ふと、自ら距離を置くこともある。


あれだけ惹かれていたものも、距離と時間を置くことで、次第に記憶は薄らいでゆき、いつの間にか片隅に置き去りになったりする。


そしてまた、ふと近づきたくなる。


その時には、私もその相手となるものも、時間と共に変化しており、距離を置いた直前には戻らない。


そこで「あぁ、やっぱり好きなんだな」って思えるものが、安心するし、そのことに嬉しくなる。長い旅から、居心地のいい場所に帰ってきた安堵感、というのだろうか。

互いに変化し続けても、素直に心から惹かれるもの…そんなものが、私にとって宝物だと思う。



今、そんな場所を再確認できて、とても嬉しい。


私はやっぱりこの人の世界が好きなんだなぁ、と感じる。何年隔てても、安心する場所。


だからといって「私はずっとこの人が好き」とは思わないようにしている。そう思った瞬間に、それはつまらないものとなるから。


「この人の世界」を私の持てる狭い型にはめてしまうから。


ふわふわして、手が届きそうで届かない、様々な変化を見せながらどこまでも広がるこの世界が好き。



あなたがあなたらしく生きているように、私も私らしく生きていきたいと願う。


たまにはこうして一人静かに、あなたの世界に思いを馳せて…。



ふふ、ちょっと楽しくなってきた!



「わくわくしたら、それはすでに冒険。冒険するように毎日を生きたい。」


さて、そろそろ帰らないとヌシの不機嫌火山か噴火するので現実に帰るとしますか!


ではまた、



「いってきます。」




「ただいま。」


を漂いながら…。