「レンタルチャイルド
  神に弄ばれる貧しき子供たち」

石井光太

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いよいよ何年も待ち望んだ本を手に入れた。


第三章で構成されている。

予想は出来た。

第一章では幼き彼との初対面を果たし

第二章では少年となった彼を描き

第三章では青年となった彼と再会し終わるのだ…。




ラジャ…。




貴方は今、どこでどうしているの?




生まれてきた世界が、住む世界が


あまりにも…あまりにも違いすぎる。


国境なんてない?人類皆兄弟?


そんな考え馬鹿馬鹿しくて仕方がなくなる。



何も出来ない。


私にはその地に赴くことも出来ない臆病者だろう。



でも思うことは許されるだろう?



ラジャ。



どうか、生きていてくれ…。