
46人の体験記。
感想は…
ひどいです。
読んでいて自分が腐っていきそうでした。
虐げられた子どもたちを思うと気が狂いそうです。
どの本かに、依存症になり家庭に与える影響が「男性の場合半壊、女性の場合全壊」と書いてありました。
確かにそうだな、と思います。
間違っても、どちらがいいかとか楽だとか言う話ではないです。あくまでも、家庭に与える影響です。
この本は読んでいて本当に自分が腐っていってしまいそうになりましたが、46人の、ありのままの体験記であることはとてもいいところだと思いました。
お世辞にもきれいとは言えない文章だったり、意味が理解しにくい文章だったり、誤字も山ほどあって…。そこが逆にリアルで、他の本にはない面でした。
内容も人それぞれ。おそらく「過去を振り返ってみましょう」「どんな問題を起こしたか書いてみましょう」などの軽いテーマがあるだけで、思い思いの作文になっている感じです。
この中には、今頃再飲酒に走ってるんだろうなと想像出来る方が何人もいます。それでも、この体験記を書いた時点では断酒をして新たなスタートを切ろうとしているわけなのだから、この経験を忘れずにいて欲しいです。
しかし、正直私にはキツい話ばかりでした…。
依存症本人の体験談ではなく、家族の回復過程を綴った本が読みたいです。
本人は底に着いたら這い上るために「頑張ります」って言えば「頑張れ」って応援されるけど、家族はどう回復すればいいの…?
本人もすごく大変でキツイだろうけど、冷たく言えば自業自得、自分で蒔いた種は自分で刈り取るのが当然なわけで。
飲酒問題を抱えるすべての女性に読んでもらいたい本です。