サンスポより流れ星

 KinKi Kidsからなにわ男子までジャニーズ事務所の13組全71人が豪華出演する初のライブイベント「Johnny’S Festival」が12月30日に東京ドームで開催されることが5日、発表された。総合演出は嵐の松本潤(38)が務め、新型コロナウイルスの感染者が全国的に激減する中、50%収容の観客で行う。ジャニーズによる同所での有観客ライブは2年ぶりで、ファンは早くも熱狂している。

 ■東京ドームで開催 大みそか前日、松本が旗振り役となり、故ジャニー喜多川社長から受け継いだ演出魂を爆発させる。

 ジャニーズ事務所によると、ライブイベントの正式名は「Johnny’S Festival~Thank you 2021 Hello 2022~」で、12月30日午後6時半に開演。5日に特設サイトを開き、13組に歌ってほしい楽曲のリクエスト募集も始まった。

 関係者によると、コロナ禍で今も閉塞感の中にあるファンのために企画。東京ドームの有観客ジャニーズライブは、Hey!Say!JUMPが昨年元日に開いて以来2年ぶりとなる。ちなみに、嵐が同所でコロナ禍以前に行ったライブでは1公演あたり5万5000人で満員に。今回は収容可能人数の50%にあたる観客を入れるという。

 活動休止中の嵐や今月1日に解散したV6のトニセン(年長3人組)も出ないが、〝ジャニフェス〟を彩る出演者13組全71人は、同12日にCDデビューを控えるなにわ男子を含め、全てCDデビュー組というそうそうたる面々。しかも、ステージの総合演出を担当する松本は、ジャニーさんや滝沢秀明副社長(39)の教えを受け、米ラスベガスやブロードウェーのステージも現地で見て独自の演出方法を磨いてきた。

 その手腕は嵐のライブで発揮し、客席のペンライトを歌に合わせてブロックごとに変化させたり、逆さ吊りで天井などを歩く「MJウォーク」、客席上を移動する「ムービングステージ」を考案。「見に来てくださった方たちとどう過ごすかが大事」という信念が土台にあり、今回のビッグライブ初挑戦でどんな演出が生まれるかも注目される。

 グループ同士がどうコラボし、どんなステージを繰り広げるのか。さらにはテレビ放送の有無など詳細も未定で、コロナの感染再拡大が起きた際は東京都や国の方針に準じることになる。それでも、大みそか恒例のジャニーズカウントダウンライブ開催が未定の中、エンタメライブ再興の大きな光となりそうだ。

 ★楽曲リクエスト募集は特設サイトで8日正午まで 「Johnny’S Festival」の楽曲リクエストの募集は、特設サイトで8日正午まで受け付ける。チケット料金は税込み1万2000円で、8日午後3時から12日正午まで申し込める。