TULIP[チューリップ]のギタリスト安部俊幸の訃報 | 関西ジョガーのブログ

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私の青春時代、バンド活動をしていた頃、チューリップという
ニューミュージック(今ではJポップかな)というバンドと出会いました。

彼らの曲は、奇麗なメロディに、これまた素敵な歌詞をつけて、それが
絶妙な心地よさの楽曲を奏でておりました。

さらに驚くべきことに、コンサートに行くと、レコードでの音、
ほぼそのままで演奏されており、スタジオミュージシャンを一切使わず、
自分たちの曲で自分たちで編曲して、さらに演奏し、レコーディングも
していたのです。

日本のミュージシャンの中でも、デビューからこのようなスタイルで、
その上で売れた(一世を風靡した)のはこのチューリップが最初なのです。

彼らは九州の博多で結成され、各々メンバーがビートルズに影響され
音楽をはじめたことは有名な話ですが、
私に戻すと、チューリップを聞き始めて、音楽の活動に目覚めたのでした。
(実際はたいしたバンド活動はしてませんが)

そのチューリップの中でもリーダーボーカルの財津和夫さんは、今でも
ソロ活動で超有名ですが、ギタリストでコンサートの合間に楽しいMCを
その[モコモコ声]で話す安部俊幸さんを私は一番好きでした。
[多分、財津さんと姫野さんとのキーボード、ギターの楽器チェンジが
頻繁にあり、その時の時間稼ぎの為に安部さんはよくMCを担当して
いたのでしょう。]

コンサートに行った際には、エンディング近づくにつれ私は決まって
「あべ~~!!」「あべとしゆき~~~!!」と叫んでおりました。


これまで何度もチューリップは解散または活動中止の危機があり、私も
『あ~これで最後か』『もうチューリップのコンサートに来れ無いんだ!』
と思いましたが、それでも再結成、再々結成、復活の40周年コンサート
など、私に希望を与えてくれ、その度に『これが最後かも?』
『でもまた再結成するかも?』との期待に応えてくれてました。


しかし今回こそ、そんな希望も無くなりました。


安部俊幸さんが亡くなったのです。(平成26年7月7日享年64歳)
まさか、まさか あの安部さんが・・・・・・

もうあのモコモコ声のMCも、楽しそうなギターの演奏も見れないのです。


チューリップのあの5人組は・・・・私の青春そのもの。

本当に悲しい。哀しい。寂しい。淋しい。


今後は、チューリップは再結成できるのでしょうか?
再結成しても安部俊幸抜きのチューリップに、私は感動するのだろうか?


一昨年の年末、長女と大阪へコンサートに行ったときが安部さんの演奏を
聴いたのが最後になってしまいました。


安部さんの作詞した曲で、私の一番好きな曲書いて終わります

 [風見鶏] 作詞 安部俊幸 作曲 姫野達也

屋根の上に住んでる 僕は風見鶏だよ 
海のみえるこの街を いつも見てきた
赤いこの屋根の上で若いあの頃    
僕は毎日夢見てすごした
羽をばたつかせて海に飛ぶかもめの  
真似をしてみたのは 昔の話さ

屋根の上に住んでる 僕は風見鶏だよ 
風に身をまかせ 西を東を向くよ
心ときめくことなど 今はないけど  
遠い想い出に僕はふるえる
渡り鳥に恋を(いつのまにか)    
してしまった時は(夢の中さ)
季節が変わるのが(行かないで)   
とても恐かったよ

海の見えるこの街 僕は愛しつづける 
空が良く晴れた午後は明日も見える
西に沈む太陽が 僕の翼を      
赤く染めながら海にとけるよ


『あかん 泣けてきた。』