個人的春の大観劇祭も終盤です。

先週は、新オフィス遊佐浩二大報告会SSコレクションに参加してました。

ブログ上げたいのだが、時間がない…そして、笑い過ぎて詳細の記憶がないw


で、今回は藤沢文翁朗読劇 新作!!

VOICARION スプーンの盾。


チケットが取れたので意気揚々と

初日ソワレ公演に参加。

なんと〜、B列。最前列でした。

目の前には朴璐美さんと下野紘さんが

超至近距離でお芝居されてる❣️

ただ、近すぎて舞台が見渡せず、

それはそれで残念なところも…

贅沢な悩みですねw


感想は…ネタバレ含むので、

1枚夜桜の写真挟みますねw



悪い奴は誰もいない

タレーランのこの言葉が沁みる。

ホントにみんなが優しくて、言葉にならん。

出てくる人みんな優しい。

どのシーンでも全て愛を感じました。


ナポレオンの中井和哉さん、

初めてお芝居見ました。

ゾロがいる!!

昔、ゾロにどハマりした私にとっては

神の声に等しい…ラブラブラブ感動www

とてもキュートで人間味あふれるナポレオン。

カレームとのやり取りとか子どもみたい❤️

群れない男が上り詰めていくたびに

感じる孤独。

ただの戦争屋がそれだけで済まない…

ナポレオン・ボナパルトの名に

自縄自縛されていく姿ツラいなぁ。

いつまでもタユルランと呼んでいたのに、

タレーランと呼び出した時、

彼は潰れてしまったのね。

そして、そこからタレーランは逆に

ボナパルトと正しく呼ばなくなる…。

お互いを思い合ってるのが分かって

切ない。。。

でも、最後、コルシカに戻ってきて

彼は自分に戻ったんだなぁと思うと

ホッとします。 

カーテンコールのカワイイ様子。

そして、満席の客席を見て感極まる様子に

ますます好きになってしまいました。


カレーム下野

目の下のクマがやば過ぎて

役も、本人も寝てないんだなぁと

心配になるw

天真爛漫という言葉がぴったりの名料理人。

最初、ややキレイゴトだけの

鬱陶しいキャラにも感じたけど、

最後は全然違う。

お腹が空いてるのが悪いんだ!

という彼の主張…確かに。

貧困、空腹が犯罪を生むし、

心の空腹が征服欲とか支配欲に

つながるのよね。すごく真理をついてる。 

善意でやったことの結果が、

良い結果ばかり生むとは限らない

でも、それでも自分の想いは止められない。

限りなく優しくて、たくましい。


マリー朴璐美さん

初めてスカートの演技wを拝見

今まではカッコイイが前面に出てたけど、

今回は超カワイイ、優しい、

そして、芯の強い

藤沢文翁さんの描く素敵女子の王道。

目が見えないから、全てに気づく。

座る時も立つ時も、

盲目を演じきってました。

カレームをこれ以上傷付けないでと

涙ながらに訴える演技にこっちも涙。

カーテンコールで見せてくれた

いろんな思いのこもった挨拶と

キュートな姿にメロメロです。

あ〜、生まれ変わったら

朴璐美さんになりたい。


タレーラン諏訪部様

こういう役させたら、王道ですよねぇ。

裏切り者と言われ続けてきた愛国者の孤独

一見食えない感じの悪者なのに

べ様の演技が光りまくりです。

最後の大演説完全に劇場全部がウィーン、

シェーンブルン宮殿の中でした。

諏訪部順一の真骨頂。

この演説が世界中に届いたら、

世界中が少しでも良くなる気がしました。


っていうか、各演者さんたちの

掛け合いもバッチリで感動したのに、

1回も合わせてなかったんですね。。。

それでこれだけ出来るなんて

やっぱり半端ない役者だらけ。


実は、明日も行くのです。

明日はカレームが津田さん

下野カレームをどう変えてくるのか、

今からめっちゃ楽しみ❤️