11月25日から行われるJ1昇格プレーオフが、例年にも増して熱い。
今季のJ2は、1位町田ゼルビア、2位ジュビロ磐田で終了、この2クラブはJ1に自動昇格を果たした。
まずはおめでとう。
以下、3位東京ヴェルディ、4位清水エスパルス、5位モンテディオ山形、6位ジェフユナイテッド千葉、この4クラブがプレーオフに参加する。
4クラブ、中3クラブが、1993年からJリーグに参加している、いわゆるオリジナル10だから、オールドファンには感慨深い。
東京ヴェルディは、ヴェルディ川崎として、Jリーグの開幕戦を、旧国立競技場でホームゲームとして開催したクラブだ。
誕生したJリーグを人気面、実力面で引っ張る存在として期待され、事実1993年1994年と連続で王者となった。
だが、2006年シーズンからはJ2に降格、2008年にJ1復帰を果たすも1年限りとなり、以来J2でのたたかいが続いている。
清水エスパルスは、Jリーグ開幕時に創設されたクラブで、その後経営母体の変更などの苦難を乗り越え、カップ戦のタイトル獲得など、常時好成績を上げていた。
2016年に初めてJ2に降格するも1年でJ1に戻り、2022年には国立競技場で創立30周年の記念試合を華々しく開催した。
しかし、再びJ2に降格し、今季は再び1年でのJ1復帰を目指している。
ジェフユナイテッド千葉は、Jリーグ開幕時はジェフユナイテッド市原として参加、リトバルスキーを擁する人気チームとして、市原臨海競技場をホームスタジアムとしながらも、巨大な旧国立競技場で、なんどもホームゲームを開催した。
だが、2010年からはJ2でのたたかいを余儀なくされ、2012年から3年連続でプレーオフに進出するなど奮闘するが、J1復帰を果たせていない。
最後に、モンテディオ山形は、1999年からJ2に参加、2009年から3年間はJ1にその舞台を移した。
2015年にはJ1に復帰するが1年で降格し、以後J2でたたかっている。
という、いずれ劣らぬ歴史と実績を誇る4クラブの対決、関係者の皆さんは寿命が縮まる思いだろうが、素晴らしい試合を期待したい。